TWICE、IZ*ONE、PENTAGON、公園少女…『KCON』最終日から感じたイベント開催の意義

TWICEら登場『KCON』最終日レポ

最終日『KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN』のヘッドライナーはTWICE

 『KCON』のメインイベントといえば、夜に開催される『KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN』だ。今年は29組のグループ、アーティストが参加した。3日目である19日は、最終日の最後を飾るライブということで、多くのファンたちが来場した。

 開場前のプレステージでは新人のMY.stと、日本活動を頻繁に行なっているSNUPERがパフォーマンス。本編前に会場の空気にエンジンをかけたところで、トップバッターのONEUSが登場。デビュー曲の「Valkyrie」をパフォーマンスすると、会場からは曲に合わせて掛け声が。デビューしたばかりだが、すでに多くのファンをつけている様子だった。

VAV 「KCON 2019 JAPAN」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

 続いて妖艶な空気をまとったVAVが登場。2015年にデビューした彼らも、今年で4年目。『KCON』は初出演ながらもライブ慣れした落ち着いたパフォーマンスを見せた。フラメンコギターのようなイントロが印象的な「Senorita」を披露すると、熱い拍手の中ステージを後にした。

 日本人メンバー・MIYAが所属する公園少女は「Pinky Star」から元気いっぱいにスタート。曲中でMIYAを中心としたダンスブレイクになると、会場からは大きな歓声が上がった。初めての『KCON』、そして大きなステージだったというが、堂々としたパフォーマンスを見せてくれた。

NATURE 「KCON 2019 JAPAN」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

 今年の『KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN』は新人グループの出演が多いのが特徴だ。公園少女も2018年のデビュー。日本人メンバー・HARUが所属するNATUREや、パワフルなステージを披露したD-CRUNCHも去年デビューしたばかりだ。どのグループも個性があり、K-POPの層の厚さを感じさせた。

fromis_9 「KCON 2019 JAPAN」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

 途中、TWICEのスペシャルステージを挟み、サバイバル番組『アイドル学校』出身のfromis_9がパフォーマンス。ラベンダー色の衣装をまとい、清純ながらも可憐なステージを披露した。

 今年で3回目の『KCON』参加になるSF9が登場すると、会場の掛け声は一層大きくなった。「Enough(綺麗にならないで)」をセクシーにパフォーマンス。続いて新しいSF9を定着させた「Now or Never」を披露。3年前に「Fanfare」で初々しく日本デビューした彼らの成長を感じさせた。

「KCON 2019 JAPAN」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

 そしてスペシャルステージでは、SF9のインソン、ロウン、PENTAGONのジンホ(ジノ)、フイによる特別なコラボレーションが。4人が歌ったのは、コン・ユが主演し話題を呼んだドラマ『トッケビ』のOSTからバラード曲「Beautiful」。美しいハーモニーが会場を包んだ。グループを横断したコラボは『KCON』ならではといってもいいだろう。

 しっとりした空気に包まれた中、IZ*ONEが登場。1日目に引き続き、最終日にも登場した彼女たちは、ファンたちの割れんばかりの大きな歓声の中、メインステージで日本1stシングル曲「好きと言わせたい」を披露。堂々とした佇まいに、『PRODUCE 48』の厳しいサバイバルを勝ち抜いてきた12人の凄みを感じた。「Violeta」「UP」「La Vie en Rose」「RUMOR」と計5曲歌い上げると、熱気に包まれたままステージをおりた。

 ライブの終盤には、PENTAGONがダンスパフォーマンスから登場。韓国での最新曲「SHA LA LA」を披露し、怪我から復帰したキノを含めた完全体でのパフォーマンスに会場は一層盛り上がった。曲の間にちょっとしたゲームを披露した後、日本メジャーデビュー曲の「COSMO」、そして最後に「SHINE」のイントロが流れると、観客は総立ちで大いに盛り上がった。

 スペシャルステージでのガールズグループによるTWICEカバーメドレーを挟み、いよいよヘッドライナーのTWICEの登場。最新曲「FANCY」が始まると、会場のほとんどがONCE(ワンス=TWICEのファンの呼称)なのではないかというような大歓声に包まれた。新曲の「FANCY」では今までより大人っぽくなったという話だったが、キュートな雰囲気も感じられた。

 また、曲間には観客を指名してTWICEのダンスを踊ってもらうコーナーなどがあったのだが、誰もが普通に踊れることに驚いた。一度覚えたらすぐ踊れるポイントダンスやキャッチーなメロディはTWICEにしかない魅力なのだろう。

 トロッコに乗って観客の近くまで行きファンサービスを行なったTWICEは、最後に夏の曲「Dance The Night Away」で熱いステージを締めくくった。

 エンディングでは出演者全員がステージへ登場。紙吹雪が舞う中、今年の『KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN』が終了し、『KCON 2019 JAPAN』も幕を閉じた。

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