関ジャニ∞ 大倉忠義、高橋優と童心に返って大はしゃぎ 恒例のバースデースペシャルラジオを聞いて

 さらに番組では、広いスタジオにミニ四駆のコースを設置(参照:『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』オフィシャルTwitter)。しかも、本物のTBSアナウンサーの実況つきという力の入れようには、笑ってしまう。大人が本気になって遊ぶと、こんなことまでできるようになるのだと思うと、大人になるのも悪くない。

 ラジオなのにタミヤのTシャツに着替え、リストバンド、ヘッドマイクをつけて、気合十分なふたり。映像で見たいところだが、音声からもその楽しそうな雰囲気は十分に伝わってくる。1レース目は大倉が圧勝し、2レース目もそのまま完全勝利の流れかと思いきや、まさかの大クラッシュ。「マグナムよ〜〜」裏声になりながら悔しがる大倉は少年感全開だ。

 「ただただハシャいだけど、伝わってるのかっていう」。元のスタジオに戻ると、いつもの大人な大倉の声に。しかし「年も忘れて、熱狂してしまいました」。そう話す大倉の口調は、オープニングで「今年はプライベートの誕生日会を断っていた」という話をしていたときよりも明るい。

 エンディングでは、大倉が誕生日企画のお礼として、関ジャニ∞として監修したセブン−イレブンのカラダ想いなメニューから、『1/2日分の野菜!ごろっと野菜カレー』を高橋にごちそうする。唐揚げをほおばり、ミニ四駆で大笑いして、カレーを食べる。小学生のころにお呼ばれした誕生日会を眺めているような光景だ。

 大人になるほど、大切な誰かの誕生日に何を贈ろうかばかりに気がいってしまう。だが、年齢を重ねていくからこそ、一緒に子ども心に戻れる時間を過ごすことのほうが、かけがえのないプレゼントになるのかもしれない。そんなことを思わせてくれる放送だった。こんなふうに笑い疲れるまで遊んで、美味しいごはんを食べる日が、34歳いや2万360歳の大倉にたくさん訪れるように、心から祈っている。

(文=佐藤結衣)

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