祭nine.が語る、“令和初の武道館”への熱い思い「みなさんと一緒に日本で一番の祭りを興したい!」

祭nine.、“令和初の武道館”への思い

 祭nine.は、TVアニメ『デュエル・マスターズ!』(テレビ東京系)オープニングテーマのタイトル曲のほか、怒髪天の提供曲「魁!祭OTOKO」など、カラフルな作風の中に現在の彼ららしさが凝縮された4thシングル『有超天シューター』(3月20日発売)で、オリコン週間シングルランキング1位を獲得。元号が変わる5月1日には初の日本武道館公演『祭元年~新しい挑戦~』も決定しており、“令和初の武道館アーティスト”の看板を背負うことになる。そんな祭nine.に、祭っ子(祭nine.ファンの愛称)たちへの思いや、武道館に挑む現在の心境を聞いた。(古知屋ジュン)

横山統威「祭nine.にとってすごく意味がある1位」

ーーまずはオリコンウィークリー1位、おめでとうございます! 全国各地でリリースイベントがありましたが、振り返ってみてどうでしたか?

野々田奏(以下、奏):今回のリリイベは関東を中心に全国各地を回らせていただいたんですが、わざわざ遠くから遠征して来てくださる方も多くて。ファンの方々と一緒に駆け抜けた3カ月間の結果として、1位を獲れたことはめちゃめちゃうれしかったです。

浦上拓也(以下、拓也):今回は武道館のプロモーションを兼ねて東京でのイベントが多かったので、僕たちが拠点にしている名古屋でのイベントがあまりなかったんですよ。地元で応援してくださっている方には寂しい思いもさせてしまったかもしれないけど、それでも名古屋のイベントではめちゃくちゃ盛り上がってくれたり、名古屋から各地のイベントに駆けつけてくださったり、今回もファンの方々に支えられました。口には出さなかったけど1位は獲りたかったですし、最高の結果が残ってよかったなと思います。

高崎寿希也(以下、寿希也):2ndシングルの『HARE晴れカーニバル』もそうでしたけど、僕らが勝ち取ったというよりもファンのみなさんと勝ち取った1位で、みなさんがいなければ生まれなかった結果ですし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

横山統威(以下、統威):今回のシングルは武道館に向けて作っていただいた曲もあって、リリイベのMCでも武道館の話をすることが多かったんですよ。今回の1位という結果を自分たちの自信や武器にして、武道館に立ち向かえると思いました。なので、祭nine.にとってすごく意味がある1位だったんじゃないかなと思います。

寺坂頼我
清水天規
野々田奏
浦上拓也
神田陸人
横山統威
高崎寿希也
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寺坂頼我
清水天規
野々田奏
浦上拓也
神田陸人
横山統威
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清水天規(以下、天規):僕は今回のリリイベには参加できなかった回も多かったんですが(※4月25日スタートのドラマ『ミナミの帝王ZERO』(カンテレ)撮影のため)、それでも久しぶりに出たイベントでファンの方々が温かく迎えてくれたり、応援の言葉をかけてくれたりしてありがたかったです。僕がいない間イベントを盛り上げてくれたメンバーにも感謝していて、今回は特に僕たちのチームワークのよさを感じました。

神田陸人(以下、陸人):今回のシングルは勢いのある曲が多いので、MCでもできるだけ盛り上げて楽しいイベントにしたい! という気持ちがあって、MCも頑張りました。それが功を奏したのかはわからないですが、「有超天シューター」の曲の中で出てくる合いの手を、僕ら発信じゃなくてもみんなで声を出してくれたり、自発的にファンの方が盛り上げようとしてくださったりしていたのはうれしかったですね。

寺坂頼我(以下、頼我):リリイベ期間を通して陸人がMCを頑張ってくれたのはもちろん、他のメンバーもこういう風にライブをしたい、トークでこういうことを話したいとか、いろいろアイデアを出してくれるようになって。全員が祭nine.の活動をより深く考えて行動できるようになったんじゃないかなと思います。あと、いろんな場所に行く機会が多かったんですが、これまでのリリイベよりも、お客さんが楽しんで参加してくれているというのが強く実感できたんですよ。1位はファンの方の反応を活力に獲れた結果でもあると思っています。

ーー祭nine.の曲はいつもそうですけど、今回のシングルは特に、聴いていて元気が出たり、リスナーの背中を押してくれたりするような曲が多いですよね。そんな4曲について、4チームに分かれて1曲ずつ魅力を解説してもらえますか? 7人なので、まずリーダーの頼我さんにはピンでタイトル曲「有超天シューター」についての解説をお願いできればと。

頼我:一球入魂の祭バージョンみたいな感じで“一つひとつの祭(イベントやライブ)に全力を込めていく”という意味合いの〈一祭入魂!〉っていうキーワードがあるんですよ。リリイベでもこの言葉をテーマに一つひとつの祭と全力で向き合って、どう楽しく盛り上げていくかを考えたり、みなさんへのあふれる感謝を僕らの背中でも伝えていけたりしたらいいなと思っていました。〈でかい夢 撃ちにゆくのさ〉という、武道館に向かっていく僕たちにふさわしい言葉や、『デュエル・マスターズ!』にちなんだ掛け声も随所に盛り込んでいただいて。音的にはヒーローもののアニソン感もありつつ、祭nine.っぽい熱さもあるし、Aメロ、Bメロ、サビと全然違う感じになっていて聞きごたえはあるので、幅広い世代の方のストライクゾーンに入る曲になっていると思います。

ーー全員で連結するなど印象的なポイントが多い振付ですが、いつもとはちょっと違う雰囲気がありますよね。

頼我:この曲はラッキィ池田さんに振付していただいて、“お客さんも曲を楽しみつつ、祭nine.と一緒にステージを作り上げてほしい”というコンセプトのもと、イントロやサビ部分は踊りやすくなっているんですよ。踊っていて元気になれる素敵な振りで、リリイベでパフォーマンスしていても、すごくお客さんとの一体感がありました。あの景色は忘れられないですね。

祭nine. (MATSURI NINE.) / 「有超天シューター」Music Video(Short Ver.)

ーー祭nine.の新たな看板曲が生まれましたよね。怒髪天の提供曲「魁!祭OTOKO」については、奏さんと統威さん、お願いします!

奏:祭nine.っぽさもありつつ、バンドサウンドで怒髪天さんならではのロック感もちゃんと感じられる曲なので、ライブでも盛り上がれる曲です。なんといっても……!

統威:おっ、もうそこいきますか? 

奏:いや、まだまだ引っ張ります!

統威:(笑)。今までもいろんな祭り感のある曲を出してきましたが、この曲は男っぽくてオラオラ系というより、みんなが気軽に寄れる縁日みたいなイメージですね。

奏:間奏で頼我が一番前に立って“だるまさんがころんだ”をやる振付など、遊び心いっぱいの曲なので、わちゃわちゃしてて元気な祭nine.が見られる曲です。そしてですね! この曲の間奏部分では僕がハーモニカを生演奏します。祭nine.で生演奏は初なんですけど、ライブは生ものですし、毎回ニュアンスが違うハーモニカの音色にも注目しつつ楽しんでいただけたらと思います。あと、祭りといえば日本なので、この曲の歌詞の一言ひとことに込められた意味をじっくり読み取っていただけたらと。

統威:かつ、僕たちが年齢を重ねるほど味が出るようないい曲をいただいたので、大事に歌い続けていきたいです。

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