TOKIO 長瀬、KAT-TUN 亀梨、Hey! Say! JUMP 山田…ソロデビュー果たすジャニーズの共通点は?
新曲リリース、コンサート、舞台、ドラマ、映画……。4月になり、ジャニーズメンバーたちも次々と新しい活動をスタートさせている。そんな数々の活動のうちの1つが、ソロデビューだ。今回は、グループに属しながらソロデビューを果たしている(果たす)メンバーについて考えてみたい。
TOKIO 長瀬智也
グループのメインボーカルとしても数々の楽曲を歌ってきたTOKIO・長瀬智也。そんな長瀬のソロデビューシングルは、「Tomoya with 3T」名義でリリースした『ETERNAL FLAME』。The Banglesの日本語カバー曲で、長瀬が主演を務めたドラマ『D×D』(日本テレビ系)の主題歌であった。その後、2001年には長瀬の主演ドラマ『ムコ殿』(フジテレビ系)の劇中歌「ひとりぼっちのハブラシ」を、役名である桜庭裕一郎名義でリリースしている。2つのソロ曲を聴くと、いずれもドラマの延長線にあるようなイメージを受ける。しかし、作詞作曲も多く手掛けるようになった今、もしソロ曲をリリースするとしたら……。2017年9月20日に放送された『SUZUKI presents NAGASE The Standard』(TOKYO FM)で、こんなことを語っていた。TOKIOの楽曲は、テクニックではなくバンドとしていいと思うフレーズを生み出しているのだという。さらに、「言い方は悪いかもしれないですけど、ソロでやる方がよっぽど楽だなって思いますね。でもね、僕はバンドが好きなんですね。TOKIOが好きなんですね」とも語っていた。つまり、ソロでは“長瀬智也”の個性そのままを感じることができるのではないだろうか。バンドを楽しんでいるTOKIOの時には見られない、職人・長瀬智也の音楽観が見えるソロシングルをいつの日か聴いてみたい。
KAT-TUN 亀梨和也
「青春アミーゴ」や「背中越しのチャンス」など、山下智久とタッグを組んでグループ以外でも楽曲リリースをしているKAT-TUN・亀梨和也。2017年にはソロコンサート『KAT-TUN KAZUYA KAMENASHI CONCERT TOUR 2017 Theー~Follow me~』も開催しており、2019年5月15日にはソロシングル『Rain』が発売となる。数々のソロ曲を持っている亀梨だが、意外なことにソロCDは『Rain』が初。さらに、表題曲は亀梨が出演しているドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の主題歌になっており、華々しいソロデビューとなることが想像できる。「Rain」はドラマティックなミディアムテンポの楽曲。4月11日に放送された『ストロベリーナイト・サーガ』第1話でも、ドラマの盛り上げに一役買っていた。山下とタッグを組んでいたときのポップな印象とはガラリと雰囲気が変わり、大人っぽい色気と力強さ、そして儚さが同居している。1年8カ月の充電期間、そして活発なソロ活動を通して作り上げられた亀梨の世界像を、たっぷり堪能できる楽曲と言えるだろう。