山下智久は“好き”にまっすぐ突き進むーー主演ドラマ『インハンド』役柄との共通点から見えること

 山下智久が主演する金曜ドラマ『インハンド』(TBS系)が、いよいよ4月12日よりスタートする。山下が演じるのは、右手がロボットハンドの天才寄生虫学者・紐倉哲。自分が興味を持ったものに対しては少年のように嬉々として取り組む一方で、世間に対して媚ることはなく、少々“変わり者”扱いされてしまうという役どころ。そんな紐倉が、持ち前の知識と探究心で難事件を解決していくヒューマンサイエンスミステリーだ。

 「確かに自分が好きなことに対しての好奇心の強さという点では、紐倉と僕は似ているかもしれませんね」と山下自身がインタビュー(引用:『月刊テレビナビ』2019年5月号)で答えているように、紐倉と山下はアイドルと学者という職業は違えど、そのキャラクターは近いものがあるようだ。

 山下は、独学で英語の勉強を始めたかと思えば、ネイティブスピーカーの友人を作り、プライベートでロサンゼルスのアクターズスクールに通い、気づけばアンジェリーナ・ジョリーに英語でインタビューをするレベルまで上達。

 また、映画『あしたのジョー』で矢吹丈を演じることになれば、本物のボクシングトレーナーに師事を仰ぎ、10キロ以上の減量、体脂肪率も10パーセント近く落とす肉体改造を成功させた。興味を持ったら一直線なスタイルで周囲を驚かせてきた人だ。

 また、ソーシャルメディアへの進出に慎重だったジャニーズ事務所において、山下はいち早く“Weibo(微博)”に個人アカウントを開設。人気海外アーティストとの写真をアップするなど、注目を集めた。また、Hey! Say! JUMPの山田涼介をはじめ、可愛がっている後輩には「トモ」呼びにして、敬語なしで会話するほど距離を縮めるなど、事務所の先輩後輩関係に縛られない関係性作りも、山下らしい価値観だ。

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