SHINee テミン、ミニアルバム『WANT』でより妖艶に ソロ活動で確立した個性に迫る

21歳から25歳のテミンへの成長

 普段の可愛らしいテミンを知っていると、このスイッチが入った時のギャップに時々戸惑うことがある。しかし、その二面性こそが彼の魅力であることはたしかだろう。そして、韓国のソロ活動におけるテミンのサウンドは、日本と比べるとよりアーティスティックだ。その二面性も楽しみたい。

TAEMIN 태민 '괴도 (Danger)' MV

 ソロデビュー曲の「Danger」の頃のテミンはまだ21歳だった。細い身体の中に、少年と大人の間の曖昧な時期だからこそ生まれる色気や幼さがあった。今回の「WANT」でテミンは25歳になった。体つきは細いが筋肉がつき首も太くなり、少年っぽさはなくなってきた。

 「Danger」から「WANT」までを見ていると、ソロにおけるテミンは中性的で妖艶であるという部分が一貫している。サウンドにおいても最新のものを取り入れ、そして誰の耳にも残るメロディと歌詞、そしてダンス。この4年間でしっかりテミンのカラーを見つけてきたのだ。そして、ファンの期待を決して裏切らない仕上がりはさすがといったところだ。

〈さらに求めるようになり 一層燃え上がるだろう 君は〉

 と色っぽくダンスをしながら歌うテミン。「Danger」で多くの人々の心を盗んでいった21歳の“怪盗”は、すっかり25歳の大人の男性になっていたのだ。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等
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※記事初出時、一部情報に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

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