SHINee テミン、ミニアルバム『WANT』でより妖艶に ソロ活動で確立した個性に迫る

 約1年4カ月ぶりにSHINeeのテミンが韓国の音楽シーンへ戻ってきた。2019年2月12日にソロでは2枚目になるミニアルバム『WANT』をリリースした。2017年にリリースされたフルアルバム『MOVE』の表題曲の夢幻的なダンスで多くの人の目を引きつけただけに、最新作も再び注目を浴びている。

 『WANT』ではどんな新しいテミンを見せてくれるのだろうか? 今回のコラムでは、表題曲を取り上げて彼の魅力について考察してみたい。

『WANT』はディスコ、R&B、ポップの3つのジャンルから生まれた

TAEMIN 태민 ‘WANT’ MV
TAEMIN 2nd Mini Album『WANT』

 最初のティザー写真が公開された時、中性的で妖艶なテミンの姿に、『MOVE』の延長線上か? とも思ったが、前回よりもさらに色気をまとった姿に期待が高まった。

 今回のタイトル曲「WANT」は、テミン曰く「ディスコ、R&B、ポップの3つのジャンルのハーモニーが感じられる強烈なアップテンポのダンス曲」だという。イントロを聞いた瞬間は、彼のデビュー曲「Danger」を思い出させたが、本編に入っていくといわゆるディスコサウンドで、シンセやリズムの使い方では現行のサウンドを取り入れている。また、〈Hot, Hot!〉というコーラスは80年代に流行ったディスコサウンドを彷彿させ、80年代と現在がうまくミックスされた音に仕上がっていた。

 テミンは1993年生まれだ。リアルにディスコサウンドブームを体験していない世代だが、その世代の彼がこの曲をパフォーマンスするからこその新鮮さが生まれるのではないだろうか。

さらに中性的に妖艶に……“アシンメトリー”が示すもの

 今回のビジュアルやダンスもインパクトがある。特に、右半身はロングスリーブ、左半身はハーフスリーブというファッションは、何か意味があるように感じる。このアシンメトリーな中心地点にテミンがいることで、彼がちょうどジェンダーの中間地点に立っているということをイメージさせる、非常に面白いコンセプトだ。そして、この中間地点であるビジュアルに「テミンはテミン」という唯一無二の存在であることを感じた。

TAEMIN 태민 ‘WANT’ CONCEPT SIGNATURE FILM

 テミンは、まるで羽が生えているかのように飛ぶような軽やかなダンスが特徴だが、『MOVE』から1年以上の時間が経ち、今回はさらに大人の男性としての色気が加わった気がする。今までの軽やかさに重厚感も加わり、もう完全に“テミン色”というものを作り上げた。指先から足先まで、誰が見ても「これはテミンだ」と思うだろう。今回も『MOVE』の時のようなカバーダンスのブームを巻き起こすのだろうか。

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