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NEWSのライブはなぜ心を熱くするのか ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』から感じたこと

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 人生には、ときに魂を震わせる楽曲との出会いがある。上手とか下手とか、カッコいいとかカッコ悪いとか、そんなことを吹き飛ばす圧倒的エネルギーを放ち、命を燃やすように熱唱する姿にグッと目頭が熱くなる歌。NEWSの4人が歌う「生きろ」は、まさにそんな1曲だ。

 最新アルバム『EPCOTIA』を引っさげて開催した『NEWS ARENA TOUR 2018 EPCOTIA』を成功させ、デビュー15周年を記念した『NEWS 15th Anniversary LIVE 2018 “Strawberry”』、そして初の単独カウントダウンライブ『NEWS DOME TOUR 2018-2019 EPCOTIA -ENCORE-』へ。華やかなトピックスが並ぶ一方で、小山慶一郎の活動自粛など、NEWSファンの心労も絶えなかった2018年。その裏側で、彼らはどんな想いを抱いていたのか。何を考えて生きたのかを連続ドキュメンタリー『RIDE ON TIME 〜時が奏でるリアルストーリー〜』(フジテレビ系)が追った。

 振り返れば、彼らの歩みはいつだってアップダウンの連続だった。デビュー時に9人だったメンバーも、半数以下になった。度重なる脱退にグループ解散の噂がつきまとい、そのたびに「自分に何があるのか」と問い続けてきた4人。その他大勢と同じ感覚でいてたまるかと、ジャニーズで誰も挑戦していない小説家という新たな道を模索してグループに貢献しようと考えた加藤シゲアキ。「リフティングをしてろ」と監督に言われたら何百回でもやり続けるほど負けず嫌いな少年だった手越祐也は、誰よりもうまくなろうと歌唱力を磨いた。誰よりもNEWSを愛し、アイドルとしての高いプライドを持つ増田貴久は、メンバーが着る衣装にまでこだわり抜いた。そして、「今も苦手で怖い」という歌うことにもMCからも逃げまいと向き合っていった小山。

 ようやくそれぞれの個性と努力が紡がれ、NEWSという織物になってきた。不器用で、繊細で、ひたむきで、強い4人のカラーが、バランスよく織り上げられているのを多くの人が感じていたはずだ。「イチゴのないショートケーキ」と揶揄されたころを笑えるくらい安定してきたと思った矢先に飛び込んできた活動自粛の衝撃。そんなときに生まれたのが「生きろ」だった。作詞作曲を手がけたのはヒロイズム。彼もまた長い年月、NEWSを見つめてきたひとり。4人を応援するすべての人の祈りの歌だからこそ、聴く者にまっすぐ届くのだろう。「自分がいろいろとあったとき、ちょうどこの曲に出会った」と振り返った小山は、音楽チームから「これを歌えるか? この歌詞を背負えるか? 背負えないならやめよう」と覚悟を問われたという。もちろん、小山の答えは「よし、この曲を背負って出る」だった。

      

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