Shuta Sueyoshi、ソロで表現する独自のエンターテインメント ステージで培われた“演出”の才覚
1月16日にリリースした2ndソロアルバム『WONDER HACK』が、前作『JACK IN THE BOX』を上回るチャート7位を記録したShuta Sueyoshi。その翌週には、DA PUMPのISSAをフィーチャリングに迎えた『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)の主題歌「Over “Quartzer”」をCDリリース。さらに、その10日後となる2月2日には、神奈川・相模女子大学グリーンホール・大ホールを皮切りにした全国ツアー『Shuta Sueyoshi LIVE TOUR 2019 -WONDER HACK-』がスタート。2018年の充実ぶりを表すように、ソロアーティストとして好スタートを切ったShuta Sueyoshiの2019年に注目が集まっている。
Shuta Sueyoshiは、AAAの活動と並行して2017年に本格的なソロ活動をスタート。同年に配信リリースされた楽曲のうち「Switch」は、日本、香港、台湾のiTunesソングランキングで1位を獲得。「秒針 Re:time」も日本、香港、台湾のiTunes J-POPランキングで1位を獲得して、アジアでの人気の高さを印象づけた。2018年1月8日には1stソロアルバム『JACK IN THE BOX』をリリースし、それに伴う全国ツアーを全7公演で開催。日本武道館で行われた追加公演には、8000人の観客を動員した。さらに9月から主題歌を務める『仮面ライダージオウ』の放送がスタートし、過去の平成ライダーの名前が散りばめられた歌詞をShuta自身が手がけた「Over “Quartzer”」は、世代を越えて話題を集めた。歌声に定評のあるISSAの真っ直ぐなボーカルに対してShutaは、独特な節回しが魅力的なドライブ感を持った歌声を聴かせる。レコーディングは別々だったそうだが、サビでは絶妙なハーモニーも聴かせ、改めて彼の歌声の上手さを感じられる一曲となった。
Shuta Sueyoshiにとって2018年は、AAAの他のメンバーとは違った個性を広く知らしめる1年になった。Shuta Sueyoshiは、想像力豊かであり、緻密な計算に長けているといったイメージだ。人の感情の奥深くに潜むネガティブな感情を、物語性を持った世界観と共に表現することが得意で、それを視覚的にも分かりやすく見せるステージ演出も魅力になっている。