iKON DKからIZ*ONE チェヨン、BTS所属事務所社長まで…JYPは“階段を上がるための登竜門”に?

 『NHK紅白歌合戦』にも出場し、日本での人気を確立させた韓国のガールズグループ・TWICE。彼女たちが所属する事務所が、JYPエンターテインメント(以降、JYP)だ。SMエンターテインメント、YGエンターテインメントに並ぶ、韓国3大芸能事務所に名を連ねている。

 実は、「JYP出身」のアイドルやアーティストが韓国芸能界には多数いる。今回は現JYPではないが、JYPへの所属歴やオーディション参加歴のあるアイドルやアーティストを取り上げてみたい。

2PM、TWICE、GOT7、DAY6…JYPエンターテインメントとは?

 JYPエンターテインメントは、シンガーソングライターであるパク・ジニョンが1997年に立ち上げた芸能事務所「テホン企画」が元になっている。godなどを手がけ名前を広めた後、2001年にJYPエンターテインメントに名前を変更した。会社名になっている「JYP」は社長であるパク・ジニョン(Jin-Young Park)の頭文字から取っている。

 その後、共同経営者であるホン・スンソン(現CUBEエンターテインメント代表)と共に、現在は俳優として活躍しているRAIN(ピ)やWonder Girls、そして日本での人気を確立させた2PMなどを輩出し、数多くのヒットを生み出してきた。2008年にホン・スンソンがJYPを抜けることになるが、以降もGOT7、そしてTWICEなどの有名グループを生み出してきている。そして今年は新たにガールズグループのITZYがデビューを控えている。

人材発掘に長けたJYPの「先見の明」

 JYPで練習生生活を送り惜しくもデビューを逃したが、その後他の事務所からデビューをしたり、JYPからデビュー後に移籍をして活躍しているアイドルやアーティストがK-POP界には多くいる。

 例えば、JYPで練習生生活を送った後、YGに移って2NE1としてデビューをしたCLなどが有名だ。また、一度はWonder Girlsとしてデビューしたが、その後JYPを辞めて前述した共同経営者であったホン・スンソンが立ち上げたCUBEエンターテインメントに移籍し、4Minuteとして再デビューをしたヒョナもいる。ヒップホップアーティストとして活躍しているJay Parkは2PMの元メンバー、そしてSan Eも元JYPだ。

iKON『RETURN』

 現役アイドルで言えば、iKONのDK(ドンヒョク)は公開オーディションで1位を獲得した後、一旦JYPで練習生生活を送ったようだ。しかし、YGに移籍しiKONのメンバーとしてデビューすることになる。現在の活躍は誰もがご存知のとおりだろう。

 先日カムバックして以降、音楽番組の1位を総なめにしているチョンハや、セクシーと男っぽさで独自の路線を確立したMONSTA Xのショヌ、『PRODUCE 48』に参加しIZ*ONEとしてデビューしたチェヨン、Wanna Oneの「Energetic」を手がけ“作曲ドル”として有名になったPENTAGONのフイなどもJYPの練習生だった。

 他にもJYP出身はK-POP界の中には多くいる。彼らすべてはハードルの高いJYPのオーディションをくぐり抜けてきた、長けた才能の持ち主であることは間違いない。そして、ここで特筆したいのは数多くの才能を見出すJYPの人材発掘における先見の明と、人材育成能力の素晴らしさということだ。

才能あふれる人材が集まるオーディション

 数多くの才能を見出す力を持つJYPのオーディションにはそれこそ多くの“卵”たちが集まることになる。残念ながらオーディションには受からなかったが、”国民の妹”として人気になった歌手のIUもその一人だ。パク・ジニョンはのちに彼女を逃したことを後悔したと語っている

 何回か開催されてきたJYPのオーディションの中でも、第9回目の公開オーディションに集まった面子が豪華だったと言われている。元練習生だった歌手・チョンハや、若手実力派俳優のジス、ボーイズグループ・ASTROのMJなどが参加していた。

 PENTAGONのメンバーであるホンソクや最近脱退したイドンも、同オーディションの参加者だ。その後、ホンソクはYGエンターテインメントの練習生となり、サバイバル番組『MIX & MATCH』に参加したことは有名だ。

 こうして見ていると韓国芸能界を目指している人たちの多くが、JYPを“経由”していることがわかる。掘れば掘るほど、JYPに関わってきた者が出てくるのが面白い。つまり、彼らにとってJYPは憧れの芸能事務所であり、“階段を上がるための登竜門”となっているのだろう。

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