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Aimerの音楽がカラフルに花咲いた瞬間 ホールツアー『soleil et pluie』を観て

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 Aimerの全国ホールツアー『Aimer Hall Tour 18/19 “soleil et pluie”』、東京公演(12月18日/東京国際フォーラム ホールA)。“太陽と雨”というタイトルを掲げた今回のツアーで彼女は、さらに色彩を増した音楽世界を生き生きと表現してみせた。

 2017年春にリリースされたベストアルバムの題名が“blanc”(白盤)と“noir”(黒盤)(『BEST SELECTION “blanc”』『BEST SELECTION “noir”』)だったことからもわかるように、デビューから5年目あたりまでのAimerは黒と白に色分けされた音楽世界を表現してきた。その後、彼女はアッパーなポップチューンに次々と挑戦。自らの音楽にカラフルな色合いを添えてきたわけだが、まるで新しい扉を開くように広がってきた彼女の音楽は、今回のツアーで大きな花を咲かせていた。

 オープニングナンバーは昨年秋にリリースされた13thシングルの収録曲「ONE」。高揚感に溢れたボーカルとともに〈歌え 進め 届け〉とメッセージを伝え、さらに今回のツアーに合わせて制作されたふたつの新曲(どちらもポジティブな響きを含んだポップチューンだった)も披露され、太陽の日差しを想起させるような心地いい解放感を生み出していく。正統派のアイドルにも通じる白いドレスで軽やかに飛び跳ね、笑顔でハンドクラップを要求するAimerのステージングも鮮烈。ほとんど顔が見えないほどの暗いライティングのなかで、モノクロームな雰囲気の楽曲を奏でていた初期の彼女のステージからは、想像もできないような変貌ぶりだ。

 「今回のツアーのタイトルは、フランス語で“太陽と雨”。一緒に盛り上がって、みなさんを太陽の下にお連れするシーンもあれば、静かな、あるいは激しい、いろんな雨のもとに導く場面もあります。いまの私だから表現できる、いろんな曲をお届けしたいと思います。最後までよろしくお願いします」とツアーのコンセプトを説明した後、「今日は私のすべてで歌います」という言葉とともに初期の楽曲「あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜」を披露。おだやかで切ない情感をたっぷりと含んだボーカルで観客を魅了する。濃密な感情を描き出すバラードナンバーは、まさに彼女の真骨頂だ。

 “太陽”をモチーフにした前半のラストは、内澤崇仁(androp)の提供による純粋無垢なラブソング「カタオモイ」、親に対する感謝の気持ちを、嬉しさ、悲しさ、切なさを交えながら綴った「思い出は奇麗で」。温かい包容力を感じさせる歌声が広がり、会場全体を豊かな感動で包み込んだ。

      

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