欅坂46 長濱ねるのノスタルジックな魅力 音楽にまつわる思い出語ったラジオを聞いて

 今年度新成人となった欅坂46(以下、欅坂)の長濱ねるが、『ニッポン放送ホリデースぺシャル 『欅坂46・長濱ねる 二十歳の一曲』』のメインパーソナリティーを務めた。これは、1月14日の成人の日に3時間放送された音楽特番。“長濱ねるを作った5曲”など、長濱がこの20年間で感銘を受けた曲を紹介し、音楽を通して彼女の生い立ちが垣間見える番組となった。

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 1998年生まれの新成人たちについて各マスコミは「奇跡の世代」として、広瀬すずや橋本環奈、乃木坂46の齋藤飛鳥などの名を挙げていたが、欅坂では長濱のほか、織田奈那、小池美波、渡邉理佐が新成人を迎えている。卒業した今泉佑唯や志田愛佳も98年組だった(けやき坂46では高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依、宮田愛萌が新成人に)。

 欅坂の黄金世代とも呼ばれるほど、パフォーマンス面だけでなくバラエティでの活躍などのタレント性も含め、各方面でグループを支えている98年組。かつて『欅って、書けない』(テレビ東京系)のバレンタインのお返し企画で、長濱は「欅坂の98年生まれ組でバンドを組みたい」とコメントし、ベースをおねだり。メンバーの楽器担当まで決めていたが、2人の卒業で長濱の夢は一旦中止となった。だが、長濱は今泉が卒業を発表した際、ブログに「98年組のドラムは、ずー担当なので。いつか皆でできるといいな~」と綴っており、諦めていない様子。98年組バンドへの熱い想いがある長濱を中心に、いつか実現する日が来ることを願って止まない。

 そんな長濱が成人の日に、音楽にまつわる思い出を目一杯語った。昨年12月12日にオンエアされた『欅坂46のオールナイトニッポン』(以下、『ANN』)で単独パーソナリティーを担当した際に、「曲紹介をもっとたくさんしたい」と発言したことから繋がった今回の特番。様々なアーティストが二十歳の時にリリースした楽曲を中心に、“長濱ねるを作った5曲”や、昭和歌謡好きの小池美波とのトーク、20年前に流行した曲を佐藤詩織と学ぶなど、いろいろな形で“二十歳の一曲”を紹介した。

 新成人を迎えたことに関して「結構みなさん、二十歳そんな変わらないよって言うんですけど、私は二十歳になったなって実感することが多くて、お酒を飲んだりですかね」と長濱らしい感想を口にする。二十歳になってから長濱は、『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS)に憧れてしそ焼酎好きを公言するなど、欅坂初の酒豪キャラが確立しつつある。

 また欅坂のグループ全体については、「去年新メンバーが加入したので、今年はグループにとっても大きな変化の年になるんじゃないかなと思っています」と語っていた長濱。欅坂一期生の中で唯一の途中加入であり、けやき坂46創始者として後輩をまとめてきたという実績があるだけに、新メンバーとの距離を縮める役としても重要になってくるはず。また二期生として、関有美子、田村保乃、松平璃子という98年組が3人加入したことにより、同い年だからこその相乗効果が生まれることにも期待したい。

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