嵐 櫻井翔、『紅白』初司会の広瀬すずにアドバイス「紹介する立場で楽しんでいるのが伝われば」
12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサルが、12月29日よりNHKホールでスタートしている。
総合司会を務める内村光良は昨年に引き続き2度目、広瀬すずは紅組司会は初、櫻井翔は嵐として2010年から連続5回白組司会を務め、個人としては初となる。意気込みを聞かれた内村は「またこの化け物みたいな空間でやんのかと身震いします」と『紅白』特有の空気を改めて実感。3人のコミュニケーションについて問われると、櫻井が「めちゃめちゃいいんじゃないですか? あれ? ダメ?」と内村、広瀬の顔を確認する。これに内村は「櫻井くんとは何度も会っていて。すずちゃんとは2回ぐらいしかバラエティで会ったことがないんですけど、ただ2人の主演の映画(『ラプラスの魔女』)を観ているので、3人はいい感じだと思います」と総合司会として3人のコンビネーションを保証した。
初の紅組司会を務める広瀬は「紅組の人たちと楽しくやりたい」と意気込み、櫻井は「大丈夫です。こんだけドンと構えてますから。大丈夫だと思いますよ」、内村も「いろいろ収録しましたけど、全然緊張してませんもん。この子問題ないです」と太鼓判を押した。また、「どこを見ていたらいいのか分かんなくなっちゃいそう」と不安がる広瀬には「歌手の人を見てますね。あとは空間を楽しんでいるかもしれない」と内村がアドバイスを教え、その言葉に櫻井も「僕はほかの音楽番組(の司会)の時は、いち音楽ファンとして、パフォーマンスを楽しみたいなと思ってご紹介させていただいているんですね。3人で打ち合わせした時も、すずちゃんがいろんな人のライブに行ってるんですよ。音楽がすごい好きだから、自分たちが紹介する立場で楽しんでいるのが伝われば、視聴者のみなさんも同じように楽しんでくださると思う」と櫻井流の音楽番組の司会の流儀を説いた。
また、今年サザンオールスターズは、紅組・白組の全てのパフォーマンスが終わった後に、大トリとして登場。1983年以来35年ぶりに『紅白』にて、NHKホールに立つ。サザンと縁深い内村は「ちょっとヤバイです。去年、桑田(佳祐)さんがソロとして中継だったんですね。それだけでも震え上がってたので、サザンでホールってなると、ズシンと来て、やっぱり違いますね」と感慨深げにコメント。ゲスト審査員として出川哲朗が出演することについては、記者からの質問に被り気味で「人選ミスだと思います!」と一刀両断し、笑いを誘った。最後に内村は、「平成最後ということで、司会というものをちゃんと務めあげたいなと思いますし、櫻井くんという慣れている方がいるので、私はすずちゃんの方しか見ないで……」と広瀬のサポートに専念することを誓うと、櫻井は「絶対に見させてやりますよ!」と仲睦まじい関係性を滲ませていた。
(取材・文=渡辺彰浩)