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BLACKPINK、少女時代……K-POPガールズグループにおける“ソロ活動”の意味

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  韓国の音楽マーケットは日本以上に競争が激しい。特にアイドルが長い間生き残るのは至難のわざだ。ヒット曲を1つ持っているだけでは安定した人気を得られないため、さらなる高みを目指して様々な手段を使って勝負に出る。アイドルグループのメンバーがソロ活動をするケースが多いのも、実はこうした考え方がベースになっている。K-POPブームが世界規模で吹き荒れる昨今では、メンバーが単独で動くパターンはなぜか男性よりも女性のほうが目立つ。それほどライバルが多いということだろうか。

BLACKPINK JENNIE『SOLO』

 最近ではBLACKPINKのJENNIE(ジェニー)のソロデビューが話題となった。彼女の場合、グループから早く自立しようというよりはブレイク中のグループを長期安定路線へと導くための援護射撃といった印象が強い。デビュー曲「SOLO」はBLACKPINKの方向性とあまり変わらない音作りだが、ビジュアル面でよりガーリーな部分をアピールしている。おそらく残りのメンバーも近いうちにソロ活動を始め、個性的なメンバーがそろったBLACKPINKは“オンリーワンのグループ”というイメージを強化したいのだと思われる。

 このような戦略で大きな成功を収めた最初のガールズグループと言えば少女時代だ。彼女たちとデビュー当時ライバルだったKARAも、各メンバーの単独活動はそれなりにあったものの、従来のキャラクターを変えるようなケースはあまりない。一方の少女時代は、ソロで意外なジャンルや企画にチャレンジしていることがあり、普段とは違う姿をファンに楽しんでもらうことを意識しているようだ。

 少女時代のソヒョンがベテラン歌手のチュ・ヒョンミとタッグを組んでリリースしたシングル「チャラジャチャ」(2009年)はそうした傾向が際立っている。トロット(日本の演歌に似たジャンル)に洗練されたダンスポップを加えるという試みで、ソヒョンも曲調に合わせて清純な乙女風に歌っていて微笑ましい。

[MV] Unnies(언니쓰) _ Shut Up (feat.You Hee Yeol(유희열))

 2018年6月にティファニー・ヤングという名前でアメリカ進出を果たしたティファニーは、少女時代の初期からソロ活動に積極的だった。中でも興味深かったのが、Unnies(オンニス)への参加(2016年)である。Unniesはコメディアンや女優、歌手らと結成したテレビ番組発のプロジェクトユニットで、ティファニーはデビュー曲「Shut Up」で伸びやかな歌声を披露。自身のセクシーで健康的なイメージをパロディ化したようなパフォーマンスで多くのリスナーを引き付けた。

YURI 유리 ‘빠져가 (Into You)’ MV

 現在最も活発にソロ活動をしている少女時代のメンバーはユリである。それまでこれといった単独作品を出してこなかった彼女が、2018年10月に初のミニアルバム『The First Scene』を発表。サウンドの路線は、同年にテヨン、サニー、ヒョヨン、ユナとともに結成したユニット・少女時代-Oh!GGの延長線上にあり、リードトラックのクールなダンスポップ「ハマっていく(Into You)」のMVでのオリエンタルなムードも同様だ。ユリの単独活動はグループの勢いをサポートするためのものなのかもしれない。

      

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