乃木坂46 生田絵梨花が世間から求められる理由 グループ随一の才色兼備ぶりを考察

 「舞台を経験すればするほど甘い世界ではないと痛感しているので、舞台がある間は乃木坂46の活動を少し抑えてもらうようにしました。それをファンの方に寛容に受け止めていただけているのはありがたいし、それが感じられるからこそしっかり準備して舞台に立たなければと背中を押してもらっていますね」と生田はグループをホームに、夢へ一歩一歩近づいていることを過去のインタビューで語っている(『日経エンタテインメント! アイドルSpecial 2018春』より)。そんなグループ随一のパフォーマンス力が認められ、2017年には『MTV Unplugged: Erika Ikuta from Nogizaka46』としてグループで初のソロコンサートを開催。ほかアーティストのゲストボーカルとしての参加や、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)ではコラボアーティストの常連でもあり、すでにグループを飛び出し、ソロの生田絵梨花として大きな功績を残している。

 一方で、生田は明るく弾けた、天然キャラでバラエティ番組においても活躍している。卒業を間近に控えた西野との思い出トークが展開された11月18日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、MCのバナナマン・設楽統が「いいアドバイスくれる人とか、喋りやすい人とか同じ悩み持ってそうとかいるわけじゃん。生田ってどれにも属していないイメージ」と例えており、グループにおける生田の存在がいかに特異であるかが分かる。

 『乃木坂工事中』はもちろんのこと、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)、『バナナマンのせっかくグルメ!!』(TBS系)などにソロで出演。『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)ではGacktから「ああいう子がグループを崩壊させる」と言わしめるほどの暴れっぷりを見せ、「生田ちゃん」がTwitterのトレンドに入った。

 生田絵梨花写真集のTwitterアカウントでは、アメリカ・ニューヨークで撮影された天真爛漫な笑顔を見せる彼女のオフショットが多く公開されている。21歳としてグループのお姉さんであり、愛らしい表情と大人のスタイルを持つ、才色兼備の生田。歌や演技で輝き、純真で無垢な笑顔を浮かべるーーその両極を行き来できる唯一無二の存在感に、生田が求められる理由はあるのだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

※記事初出時、一部表記に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

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