中居正広、V6 井ノ原快彦、嵐……『NHK紅白歌合戦』歴代司会ジャニーズを振り返る
嵐
2016年に相葉雅紀、2017年に二宮和也と、個人で司会を務めることが続いている嵐だが、2010年から5年間、グループとして白組司会を務めている。歴代で唯一グループとして司会を務めた彼らは、本番中の連携プレーが多々見られた。嵐の中でMCを担当するのは櫻井翔のイメージが強いが、同番組内では全員でMCを回していたのが印象的だ。お互いフォローしながらの進行は新鮮であり、彼らの仲の良さが際立っているようでもあった。グループ結成15周年となった2014年は司会をしながら、嵐としてトリも務めた。そのパフォーマンスも横一列でのフォーメーションがメインで、彼らのチームワークが強調されたものとなっていた。グループとしてはもちろん、メンバー一人ひとりが冠番組や自身のコーナーを持っている嵐。チームワークも然ることながら、個人の実力も十分に高い。グループとして務めた司会は、磨いてきた力量がはっきり見えた進行になっていたのではないだろうか。
それぞれ、持ち味を活かして番組を盛り上げてきた中居、井ノ原、嵐。今年担当する櫻井は、キャスターや司会としての経験も豊富なため、個人でも安定した司会ぶりを発揮してくれるに違いない。はたして櫻井は生放送となる『紅白歌合戦』をどう盛り上げるのか。残り1カ月半、楽しみに待ちたい。
(文=高橋梓)