乃木坂46、22ndシングル選抜に見るグループの“今” 相次ぐ卒業に応える次世代メンバーに期待

 乃木坂46が9月30日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて、22ndシングル『タイトル未定』の選抜メンバーを発表した。

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 本作は、『シンクロニシティ』以来の14福神(1列目2列目が14名)となっており、先日卒業を発表した西野七瀬が一列目センター、若月佑美が2列目センターをそれぞれ担当。また、3期生から佐藤楓と伊藤理々杏が初抜擢されたほか、梅澤美波、与田祐希、山下美月、大園桃子も選ばれるなど、次世代メンバーの勢いも感じられる布陣となった。

 今回の選抜メンバーについて、『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う』の著者であり、乃木坂46に詳しいライターの香月孝史氏に話を聞いた。

「先日卒業を発表した西野七瀬さんと若月佑美さんが、1列目と2列目のセンターにそれぞれ配置されています。今回のシングルとその布陣は、これまで乃木坂46の認知度や活動領域の幅を広げてきた二人が卒業し、新たな段階に入る節目の楽曲として記憶されるものになるでしょう。他方で、1期生から卒業するメンバーが続いている分、グループとしては新しい世代のメンバーを世の中に周知していく必要性も生じます。今作でも積極的に3期生を選抜メンバーに入れており、前作、前々作からの流れで、今年はグループの循環を視野に入れる動きが継続している印象です。3期生としては伊藤理々杏さん、佐藤楓さんが初めて選抜に入ったほか、『七つの大罪 The STAGE』への単独出演をはじめ、舞台『星の王女さま』でも主要キャラクターを演じて個人活動で頭角を現している梅澤美波さん、すでにフロントメンバーとしての経験を重ねている山下美月さんや与田祐希さんら3期生メンバーが多く1列目に入ってきています。去年は舞台公演やライブなど、3期生単独での活動が中心でしたが、今年の各シングルでは選抜入りするメンバーも増えてグループ全体に3期生が溶け込みながら順調にステップアップしています」

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