4thシングル『世界の人へ』インタビュー
NGT48 加藤美南&荻野由佳&本間日陽&山口真帆&奈良未遥が語る、“新体制”以降の充実
「昇格して今までにはなかった充実を感じています」(奈良)
ーーそして、奈良さんは研究生から正規メンバーに昇格。初めてチームに所属することになりました。
奈良:これまでアンダーとして公演に出演させていただく機会がたくさんあったんですけど、今は自分のチームで、自分のポジションで出演できることがすごく嬉しくて。しかも、楽しさが今までとは全然違うんです。
ーーどういうところが違うんでしょう?
奈良:特にチームGという、みんなで一から作り上げていくチームの一員になれて、しかも「逆上がり」という公演をさせていただけていることが毎日すごく楽しくて。公演が終わるたびにメンバー同士で「ここはこうしたほうがいいよ?」とか声をかけてくれたり、間違っていたら最後まで教えてくれたりと、1人ひとり助け合っているところに私自身もすごく助けられていますし、そういったところに今までにはなかった充実感を感じています。
ーーそれだけ自分のポジションがあるというのは、すごく大きなことだと。
奈良:はい、ありがたいです。今回、新衣装を作っていただいて、(衣装に)自分の名前が入っているという部分でも本当に嬉しかったですし。
本間:まさか新しい公演で新衣装を作ってもらえるとは思ってなかったよね。
山口:(先輩グループの)おさがりだと思っていたので。
本間:ありがたいよね。
奈良:はい。だから、もっと頑張ります!
ーー2チーム制になったことで、チーム同士で刺激も受けるでしょうし。
全員:そうですねー。
加藤:チームGはNIIIにはないものを確実に持っているので。
荻野:そういうところを見習っています。
「楽曲の良さがNGT48の強み」(本間)
ーーこの夏は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』をはじめ、NGT48として外に出ていく機会が多かったですよね。
加藤:はい。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に出られたことは、自分たちでもこの夏で一番大きかったねって、いつも話していて。
荻野:みんな口を揃えて「一番楽しかった!」って言いますし。
本間:私たち自身もこの夏、最初に経験した大きなイベントだったからかな。すごく楽しかったよね。
山口:「夏だな〜」って感じがしたよね。
奈良:したね。
荻野:普段のライブではお客さんがペンライトやうちわを持っているけど、ロックファンの方々はそうじゃなくて。でも、簡単な振りを一緒に踊ってくれるんです。やっぱり一緒に踊ってもらえると、私たちも嬉しくなって「もっと! もっと!」ってテンションが上がって、ロックフェスならではだなと。それを感じることができたこの夏はすごく楽しかったです。
ーーそこから『TOKYO IDOL FESTIVAL』や『@JAM EXPO』などアイドルフェスに出演すると、雰囲気がガラリと変わるわけですよね。
本間:アイドルファンの皆さんってやっぱり目が肥えているから、すごく厳しい目で見られるなっていうのは感じました。でも、そこでも「新しくなったNGT48、頑張ってます!」っていうことを他のアイドルグループのファンの方にも見てもらえたんじゃないかなと思うので、すごく良い経験になったなと感じています。
ーーロックファンや他のアイドルのファンの前に出ていくことが増えると、改めて「NGT48の強み」についても考える機会にもなるのかなと。他のグループと何が違う、ここは負けないとか、そういうものは見つかりましたか?
加藤:これは自分たちだけにしかわからないことかもしれないですけど、例えば『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』みたいにちょっとアウェイな場所に出ていっても、そういうアウェイ感に飲み込まれずにパフォーマンスできるようになったなと。普段から劇場公演を通じてファンの方の前でパフォーマンスさせていただいて培ったものが、この夏にひとつ形になったんじゃないかなと思うんです。
荻野:確かに。それはリクアワ(『リクエストアワー セットリストベスト100 2018』)でも感じました。今年のリクアワで、NGT48はたくさん曲をランクインさせていただいて、4曲連続で出演させていただくこともあったんですね。正直「またかよ!」って声もあったと思うんです。でも、そこでネガティブに受け取るんじゃなくて、「いいじゃん、いいじゃん、見てってよ!」って前向きに考えられるようになったんです。それはすごく大きいなって。
本間:私は楽曲の良さがNGT48の強みだなと思います。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に出演させていただいたときも、良い意味で48グループっぽくない楽曲がすごく多いなと自分たちでも感じたし、そこからまた新しいアイドル像を自分たちで作り上げることができるんじゃないかなと思いますし。かと思いきや、メンバー1人ひとりを知っていくとめちゃくちゃ中身の濃い、アイドルらしい面白さもあって、一度に二度おいしいみたいな楽しみ方ができるんじゃないかなと思います。
荻野:日陽が言うように、「世界はどこまで青空なのか?」のロック的な作風を評価していただけたから、昨年末の『COUNTDOWN JAPAN』に呼んでいただけたし、そこで結果を残せたから今回も『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に呼んでいただけた。確かにアウェイな環境ではあったけど、それに負けないぐらいの勢いでパフォーマンスできましたので、そういう意味では楽曲の良さとアウェイに負けないという2つの要素が組み合わさった感じなのかな、私たちの強みって。
山口:巻き込む力があるのかな。NGT48は国内で5つめに誕生した48グループなので、他の先輩グループには技術面では追い抜けない部分もたくさんあると思いますけど、NGT48のライブを観た方からは「楽しかった」とよく言っていただいていて。メンバー1人ひとりが全力で楽しんでいるグループがNGT48なので、それが伝わってファンの方にも楽しんでいただけているのかな。だから私は楽しさがNGT48の強みだと思うし、そこはどこのグループにも負けてないんじゃないかなと思います。