DearDream 富田健太郎&溝口琢矢×R・O・N対談 『働くお兄さん!の2!』楽曲を大いに語る
TVアニメ『働くお兄さん!』(TOKYO MX、BSフジ)の劇伴と主題歌を収録した『TVアニメ『働くお兄さん!』Music Selection 履歴書 02』が、10月3日にリリースされる。
リアルサウンドでは前回に引き続き、主演の茶トラ沢タピオとロシ原クエ彦を演じたDearDreamの富田健太郎と溝口琢矢、音楽を担当したR・O・Nによる座談会を行った。R・O・Nが2期の11話にチベ砂先輩役としてゲスト出演した時のエピソードや、R・O・Nの楽曲制作の方法など、距離感が近くなった3名のより踏み込んだ話が展開された。(編集部)
R・O・Nが声優に初挑戦!
——R・O・Nさんは、前回の『働くお兄さん!』インタビューで「声優をやらせてほしい」とおっしゃっていましたが、『働くお兄さん!の2!』11話では見事それが実現されていましたね!
R・O・N:ありがとうございます。
——R・O・Nさんが演じた「チベ砂先輩」ですが、事前にキャラの打ち合わせなどはあったんですか?
R・O・N:特になかったです。
溝口:キャラクターは、基本打ち合わせしない感じなんですよ。
富田: アフレコブースに行ったら、そのキャラクターの紹介がある、みたいな感じです。
——なるほど。アフレコは3人で行われたんでしょうか?
溝口:はい。それと、ほかのゲストの方も何人かいらっしゃいました。
——その時のエピソードを教えていただけますか?
溝口:R・O・Nさんが、寺島(拓篤)さんに「アフレコってどうやってやればいいの?」って聞いていたんです。それで、寺島さんがすごく丁寧に教えていたんですよ。
富田:俺も、それを隣で聞いてて改めて「なるほど」ってなりました。一緒に受講生になった気分でした。
溝口:大先輩がおっしゃってることを、横で「ふむふむ」って思いながら聞いていました。
富田:あと、R・O・Nさんはまったく緊張していなくて。本当にそれがすごかったですね。
——え、そうなんですか!?
R・O・N:そうですね。マイクがすごく性能のいいものだったので、おなかの音問題とか、生理現象をどうすればいいんでしょうかっていう話は結構してましたが。しいて言えば、もっと回数をいっぱいやらせてもらいたかったですね。結構、ちゃんとやりたがりなところがあるんですけど、やっぱりプロの世界っていうのは、一発で120パーセント出すことなんだろうなって勉強になりました。あと、自分が初めて声優をやってみて、改めてこの2人はすごいなと思いました。『ドリフェス!』以外では、ほぼ声優初挑戦だったわけでしょ?
溝口:僕はそうですね。
R・O・N:声優としてキャリアをスタートさせたわけじゃないのに、短期間でこんなに仕上がるものなんだ、と。特に、叫ぶのとかは結構難しかったり大変だったりすると思うんだよね。だから、「すごいな」って内心思ってた。
富田:俺、いつも第一声はちょっと恥ずかしいですもん(笑)。「今日はよろしくお願いします」ってブースに入って、急にあんなテンションなので。みんなに引かれるんじゃないかって恥ずかしいです。
R・O・N:それを振り切ってやってるのがすごいよ!