清水翔太、武道館公演で交わしたファンとの誓い「みんなの好きな清水翔太であり続けたい」
清水翔太の全国ツアー『SHOTA SHIMIZU LIVE TOUR 2018 “WHITE”』が9月17日の大阪城ホール公演をもって閉幕した。筆者はセミファイナルとして9月10日〜11日に日本武道館で開催された東京公演のうち、1日目を鑑賞。そこにあったのは過去最高に自信に満ち溢れた清水翔太の姿だった。
ライブのオープニング映像は、「dance with me.」と小さくメッセージが浮かび上がり、翔太が同曲をピアノで弾き語る模様。ステージ上段中央に本人が現れると、ピンスポットと大歓声を浴びながら「武道館、Are you ready!?」と第一声を発する。次の瞬間、最新シングル表題曲「Friday」の強烈なシンセサウンドと共に眩い照明やダンサー達が一気にステージを彩った。1曲目から大合唱がこだまする武道館。
今回のツアーは、自身の音楽性をより強く確立させたアルバム『WHITE』を携えて行われた。ゆえにセットリストも『WHITE』収録曲中心だったが、この構成も攻めていた。屈指の人気を誇る「My Boo」「君が好き」を冒頭4曲の中に入れ込んできたのだ。序盤からヒートアップしているのは客席だけでなく、翔太も「こんなに盛り上がってんのは初めてじゃねえか? 俺の中で100パーセント以上の力が湧き出てくるのを今感じてる。今までで最高の武道館になる気がする」と武者震い。「清水翔太を今日初めて見る人も、絶対惚れさせるから」という発言もあった通り、このライブでは終始、自信に溢れ堂々としている姿が印象的だった。
第2パートでは、ミドルテンポのラップチューン「(I'm fine)」や「alone feat. SALU」を披露。後者はミュージシャンにとって時に武器になる“誰にも理解できない孤独”を歌ったナンバーだが、「俺を孤独じゃなくさせる最高の仲間」という紹介でSALUとの生共演も実現した。なお、ステージのメンバー構成は、DJ、ドラム、ギター、ベース、コーラス女声2人+男声1人、男性ダンサー4人。翔太のルーツでもあるオーセンティックなソウルナンバー「Feel Good」「Silver & Gold」ではバンド勢の真価が堪能でき、一方ダンサーの実力もダンスパフォーマンスタイムや「踊り続けよう」で発揮されていた。