バンド、アイドル、K-POP……2018年『NHK紅白歌合戦』初出場に期待したいアーティストは?

紅白初出場に期待したいアーティスト

 毎年、下半期に入ると話題に上がってくるのが大晦日に放送される『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の出場者についてだ。特に初出場アーティストへの注目度は高く、昨年はエレファントカシマシ、丘みどり、SHISHAMO、TWICE、竹原ピストル、トータス松本、Hey! Say! JUMP、三浦大知、Little Glee Monster、WANIMAと言った面々が名を連ねていた。発表はまだ先であるが、今年もネット上ではすでに初出場予想が飛び交っている。

 上記のように昨年は邦ロック勢の初出場が目立っていたように思うが、今年の紅白初出場に期待したいバンドと言えばSuchmosとクリープハイプだ。昨年リリースの2ndアルバム『THE KIDS』が、『第59回 輝く!日本レコード大賞』で「最優秀アルバム賞」を受賞したことも記憶に新しいSuchmosは、今年「2018 NHKサッカーテーマソング」として楽曲「VOLT-AGE」が起用されたことで、改めてお茶の間にその存在感を知らしめた。クリープハイプも今年はNHK関連のタイアップがあり、2月~3月の『みんなのうた』として楽曲「おばけでいいからはやくきて」を書き下ろしていた。今月には2年ぶりの新アルバムをリリース、来月からは全国ライブハウスツアーが開催されるなどバンドとしても絶好調だが、最近はボーカル・尾崎世界観の多才ぶりにも注目が集まっている。小説家としての一面も持っていながら、先月には『めざましテレビ』のマンスリープレゼンターとして生原稿読みにも挑戦するなど、今年は特に幅広く活躍する姿が見られた。

 アイドルで言うと、今年のBiSHの快進撃は紅白初出場も期待できるほどだと感じる。昨年末に『ミュージックステーション』出演を果たしてから一気に名を広めていき、今年3月発表のメジャー3rdシングル『PAiNT it BLACK』は、オリコン週間CDシングルランキングで初の1位を獲得。さらに5月に横浜アリーナで開催されたワンマンライブは完売、翌月には2枚のシングルを同時リリース、さらにグループ全体だけではなくメンバーそれぞれのソロ活動も活発になってきているなど話題は尽きず、ますます活動のスピードが加速している印象だ。

 昨年のTWICEに続き、韓国グループの中でも「今年こそは」と注目されているのが、ワールドワイドな人気を誇るBTS(防弾少年団)。今春に日本で3枚目のオリジナルアルバム『FACE YOURSELF』をリリースし、11月からは日本4大ドームツアーの開催も予定されている。また、今年の4月に韓国出身のアーティストとして初めてNHKの音楽番組『SONGS』に登場した際は、アンコール放送もされるなど大きな話題を呼んでいた。

 ジャニーズグループの若手有望株と言えば、今年デビューしたばかりのKing & Princeだろう。1stシングル『シンデレラガール』の売上枚数は2010年代最高の初週57.7万枚を記録し、来月には早くも2ndシングルのリリースが決定。デビュー年にして紅白初出場への期待がかかっている。また、個性の強いメンバーが揃っていることから、今後はさらにバラエティ番組などでも顔を観る機会が増えていきそうだ。

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