SUPER★DRAGONが考える、他にはないグループの魅力「僕らは攻めた音楽性を表現できる」

SUPER★DRAGONが語る音楽的成長

ドラマで初めて知ってくれる方にも自分たちの個性を知ってもらえる(毅)

ーー今回のシングルの表題曲「SWEET DEVIL」が『覚悟はいいかそこの女子。』のOPテーマに決定した際には、主演の中川大志さんがみなさんのもとを訪れたドッキリ企画も行われました。まずは初のドラマ主題歌に決まったときの感想を教えてもらえますか?

彪馬:ドッキリ企画で主題歌に決まったことが発表されたときは本当に驚きで、中川大志さんが部屋に入ってきたときも「えっ、何で?!」とリアルな反応をしてしまいました(笑)。

ーー驚きで一瞬空気が止まっていましたね。

彪馬:(笑)。僕たちがドラマの主題歌を担当させていただくのは初めてですし、嬉しさと驚きの両方が一緒に来た感覚でした。とても嬉しかったですし、この曲を機会に僕らのことを知ってくれる方が増えるかもしれないので、今回もしっかりと頑張りたいです。

ーー「SWEET DEVIL」を最初に聴いたときの感想はどうでしたか?

和哉:「めちゃくちゃかっこいい!」と思いました。BPMが速くてずっと16ビートで刻んでいる曲なので、僕はスパドラのライブを盛り上げてくれる曲になりそうだと思いました。

毅:今回はドラムンベースとスクリーモのミクスチャーに挑戦していて、こういうサウンドをダンス&ボーカルユニットで表現できるのは、やっぱりスパドラならではだと思うんです。僕は、このシングルなら、ドラマで初めて知ってくれる方にも自分たちの個性を知ってもらえるんじゃないかと思いました。

彪馬:でも、僕はちょっと意外な感じもしました。僕らはロックユニットでもありますけど、ここまでがっつりロックテイストな曲はこれまでなかなかなかったので。そういう意味でも、「今回も新しい挑戦だな」と思って頑張ろうと思っていました。

ーースクリーモでみなさんが好きなアーティストや曲というと?

玲於:たとえば、僕はFear,and Loathing in Las Vegasさん。『HUNTER×HUNTER』のエンディングテーマ(「Just Awake」)も担当していましたよね。あと、僕はSiMさんの音楽も好きなので、今回スクリーモをやることになったときは、正直びっくりしました。

彪馬:玲於くんからSiMさんのようなバンドを教えてもらって、研究しつつ進めていったりもしたので、自分自身の幅も、グループとしての幅も広がったような感じがします。

ーーでは、今回の楽曲について色々とお話を聞かせてください。歌やパフォーマンスの面ではどんなことを意識しましたか?

ジャン:今回はサウンドが色んな音を重ねた強いものなので、ラップもそれに負けないように力強い、太い声で歌いました。僕の歌い出しのラップパートは最初に曲の世界観に引き込まなければいけないパートなので、そこも力強くダミ声で歌いました。

ーーそのとき参考にしたアーティストはいましたか? 今回はみなさんそれぞれ、「SWEET DEVIL」のレコーディングやパフォーマンス時に参考にした人もいればあわせて教えてください。

ジャン:僕は特定の人がいたわけではないんですけど、2年前にラップをはじめてから、海外のラッパーの人たちや、色んな方々のラップを聴きながら、自分なりに新しいラップの方法を学んできたんです。それもあって、今はなるべく自分の声が活かせるラップをするようになりました。

毅:今回の「SWEET DEVIL」は、個人的には綺麗というよりもちょっと汚れているようなイメージがある曲だと思っていて、歌では声がかすれたような、粗削りなロックの魅力を意識しました。僕は普段からロックも聴きますし、(ハスキーボイスが特徴的な)CharaさんやGLIM SPANKYさんも好きなんです。僕自身もハスキーな声質なので、それをどうより深いものにするかを考えました。ライブでも、さらにいいものにしていきたいです。

彪馬:僕の場合、ソロで武者修行をした期間に「ロックの曲をどうやって歌えばいいんだろう?」と考える機会がありました。毅くんがもともとソロで武者修行をやっていた曲を僕が歌うことになったので、「毅くんはどんな風に歌っていたのかな?」と参考にしつつ、そこで得られたものを、今回の「SWEET DEVIL」で出せたのでよかったです。

洸希:僕はサビ前のラップで声をひっくり返すことに初めて挑戦しました。最初はどうやって声を出せばいいかも分からなかったんですけど、何度も挑戦していく中で、「これだな」というものを見つけることができました。「SWEET DEVIL」は同じ恋愛の曲でも、前回の「Monster!」とはだいぶ違う雰囲気なので、僕もこの曲の歌詞を表現するために、振り回されているような雰囲気を意識しました。

和哉:僕は勢いのあるラップをするのが得意なので、自分の武器を最大限生かそうと、いつもよりもう一押し勢いをつけてラップしました。でも、それだけでは聴きにくくなってしまうので、どうしたら聴いてくれる人たちに歌詞がしっかりと伝わるかも考えました。あと、今回は間奏でデスボイスがあって、そこで僕と玲於くんがデスボイスをしているんですよ。

ーー迫力のあるデスボイスはこの曲のポイントのひとつですね。

玲於:デスボイスって、舌の使い方で効果が変わるんです。口の奥で響かせるのと手前で響かせるのとでは全然音が違うので、どの手法でやるのかも考えていきました。今回は「ガテラルボイス」を使いました。

ーーパフォーマンス面ではどんなことを意識していますか?

楽:この曲では間奏でクランプダンスをしますし、アクロバットのような振りもあります。4人一組になって2人が手で作った鉄棒を他の2人が逆上がりしたり、その下をくぐったりするので、すごく難しいです。

ジャン:今回はBPMも速いので、それを一瞬のうちにやらなければいけないんですよ。

和哉:僕がデスボイスをしているときに周りでクランプダンスがはじまるので、「勢い×勢い」で相当楽しめるようなものになるんじゃないかと思います。

壮吾:あとは、振りの中に何度も「デビルポーズ」が出て来るので、そこはライブでお客さんも一緒に踊ってもらいたいです!

ーーSUPER★DRAGONの楽曲はデビュー当時から難易度が高いものが多かったと思いますが、今回の「SWEET DEVIL」もみなさんならではの楽曲になっているんですね。

毅:自分たちが掲げている「ミクスチャーユニット」というものを世間にどんどん発信していくことで、それが自分たちの意思表明的なものになってくれたら嬉しいです。新しいことに挑戦しつつも、しっかりと足元は固まっていることをパフォーマンスで証明したいし、今まで見てきてくれたファンの人たちにも、それが間違いじゃなかったと思ってもらえるように頑張っていきたいです。

ーーダンス&ボーカルユニットでは、この間BTSがアメリカのビルボードチャートで1位になりました。あのニュースはみなさんにとっても追い風になったんじゃないですか?

全員:(口々に)本当にすごいことだと思いました。

彪馬:僕らもそういう存在になっていけるように努力していきたいですし、やるからにはそれ以上のことも目標にしたいと思っているんです。まだ日本からはアメリカのビルボードチャートで1位になるようなダンス&ボーカルグループは出てきていないので、ひとつひとつ段階を踏んで、近づいていきたいです。BTSさんがビルボードの1位になったことには本当に勇気をもらいました。

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