Jvcki Waiとのコラボで脚光 DAOKO、あっこゴリラ楽曲など手掛けてきたPARKGOLFの手腕

 他にも有名どころでは藤井隆のリミックスを手掛けているが、PARKGOLFが去年リリースしたソロアルバム『REO』にはGOKU GREENも参加しているように、ラッパー陣とコラボレーションした楽曲にも注目作は多い。特にMC松島「飛行機に乗り遅れる」のリミックス(2014年)は当時のEDM感の強いPARKGOLFらしさが活きている名リミックスだ。そして今もっとも注目を集めるラッパーの一人、唾奇がHANGとコラボし、さらにゲストにMuKuRoを迎えた「ame。」のリミックスも手掛けている。原曲の良さを一切損なわずに、しかしPARKGOLFの優しい音色が響くこの名リミックスはHIPHOPファンなら聞き逃せないだろう。

HANG & 唾奇 - ame。feat. MuKuRo (PARKGOLF Remix)

 一方、『REO』に収録されたおかもとえみをボーカルに迎えた「ダンスの合図」はゆったりと聴けるシティポップに仕上がっている。PARKGOLFサウンドにしてはシンプルだが、おかもとえみがのびやかな歌声が活きている。EDMやトラップだけでなく、シンプルなシティポップまで手掛けるPARKGOLFの幅広い才能に驚されるばかりだ。

PARKGOLF - ダンスの合図 feat. おかもとえみ

 今回PARKGOLF×Jvcki Wai「xaradise」のヒットで一躍ヒットメーカーの仲間入りを果たしたPARKGOLF。6月20日にレイザーラモンRGがリリースした『いただきます』にカップリング収録された「DO THE パンダッ! feat. MAGiC‘PANDA’BOYZ」をMICHELLE SORRYとともに手掛けているなど話題が続く。シティポップからジャジーHIPHOP、そしてEDMまで多彩に音を奏でるPARKGOLFは、今後もさらに様々なアーティストに曲を提供しながら自身の楽曲を発表していくことになるだろう。その多岐に渡る活動からますます目が離せない。

■鼎
30代ゲイライター。ピーダブリューアールスポーツ株式会社所属。
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