aiko、エレカシ、RADWIMPS、三代目JSB……トップアーティストたちの新作から見える現在地

三代目 J Soul Brothers『FUTURE』(AL3枚組+DVD4枚組)(スマプラ対応)

 グループの楽曲に加え、今市隆二、登坂広臣の作品もまとめた三代目 J Soul Brothersの約2年ぶりのニューアルバム『FUTURE』(3枚組)。三代目の新作には、オランダ発のベースミュージックデュオ・Yellow Claw、ジャスティン・ビーバーとのコラボでも知られるBloodPop®など海外のクリエイターが参加し、最先端のトラックと親しみやすいJ-POPをつなぐスタイルをさらにアップデートさせている。郷愁感を描き出すバラードナンバー「蛍」など、しっとりと聴かせる楽曲も本作の魅力だ。今市のソロ作にはNe-Yoとのコラボ曲「Shining」、ブライアン・マックナイトとのデュエットソング「LOVE HURTS」を収録。登坂作品はAfrojackが全曲プロデュースを担当、ダンスミュージックと歌モノを上手く融合させている。いずれも音楽的ルーツとボーカリストとしての個性が実感できるアルバムと言えるだろう。

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE feat. Yellow Claw / RAINBOW
『hide TRIBUTE IMPULSE』

 hide没後20年のタイミングで制作されたトリビュートアルバム『hide TRIBUTE IMPULSE』。原曲へのリスペクトを率直に示したDragon Ashの「ROCKET DIVE」、アコギを軸にした有機的なアレンジで歌詞に含まれた深遠なテーマ性を描き出したCoccoの「GOOD BYE」など、個性豊かなカバーを堪能できる。特筆すべきはアイナ・ジ・エンド(BiSH)、UK(MOROHA)による「Bacteria」。ジャンル、性別、年齢を超越したこのコラボレーションは、すべての枠を超えようとした生前のhideのスタンスに直結していると思う。ドキュメント映画『HURRY GO ROUND』の制作過程で発見されたhideの未発表ボーカル音源を使った「HURRY GO ROUND(hide vocal Take2)」も収録。

「hide TRIBUTE IMPULSE ティザー映像

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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