けやき坂46、1stアルバムはソロ曲に注目? 佐々木美玲、加藤史帆、齊藤京子の活躍を分析

 加藤史帆は、バラエティ番組の盛り上げ役としてグループに欠かせない存在だが、歌唱面でもグループを支えるメンバーのひとりだ。実際、今回のアルバムでも参加楽曲数が一番多い。自身の声を「へにょへにょ声」と評しているが、実は艶やかな歌声の持ち主で、「イマニミテイロ」では齊藤京子の後にソロパートを担当。そこで加藤は齊藤の低音ボイスを見事に受け切っており、このふたりの連携が心地い響きを奏でている。加藤はソロ曲「男友達だから」について切ないメロディーがポイントと解説していたが、その艶やかな歌声がいよいよ本領を発揮するかもしれない。

 6月4日からは『「走り出す瞬間」ツアー2018』がスタートするけやき坂46。これまで漢字欅の楽曲を含めてライブを行っていたが、新曲18曲が加わったことによって、ライブの印象もガラリと変わりそうだ。アルバムの発売が一度延期となり、ツアースケジュールと前後してしまったため、新曲がいくつ披露されるかは未知数だ。しかし、突発的に行われた武道館3Days公演を乗り切った彼女たちならば、我々の予想をはるかに越えるようなステージを見せてくれるはずだ。

(文=本 手)

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