嵐 松本潤は深山大翔も顔負けの面倒くさい男? ドラマ『99.9』の面白さを“人間味”から考察

 そして、プライベートでの松本もだいぶめんどくさい男だ。1月3日放送の『アラおめ2018 嵐ツボ まだ決まっていないランキングお正月SP』(フジテレビ系)では、歴代マネージャーから“メンバーで一番こだわりが多い”に選ばれる。グルテンフリーの麺にハマっていたときには、ラーメンを自分の分だけマイ麺で調理をしてもらったこともあったとか。さらに、カニクリームコロッケには普通のソースと、注文が細かい。

 人は完全無欠なものより、自分が介入できる隙に魅力を感じる傾向にある。容姿端麗で、真面目な好青年の松本が、「ナゲットはマスタードじゃないと食べられない!」なんて、微笑ましいではないか。私たちはめんどくさい松本潤こそ、愛しく感じるのかもしれない。『99.9』が面白いのは、そんな深山に投影された人間味溢れる松本を愛でる時間だからではないだろうか。

(文=佐藤結衣)

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