三代目 J Soul Brothers、開催中のツアーに東京ドーム3公演追加 グループの勢い示す“動員力”とは?
10月3日、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下:三代目JSB)が「一人でも多くの皆様にご覧いただきたいとの想いで東京ドーム追加公演が決定しました!!」と各SNSなどを通じてアナウンスした。まさに“急遽”発表されたその日程は、10月16日、18日、19日。9月からスタートしたドームツアー『三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2017“UNKNOWN METROPOLIZ”』に、開催の2週間前に東京ドームを3公演追加するという異例の事態が起こっている。
三代目JSBは、2016年11月から2017年2月までドームツアー『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016 “METROPOLIZ”』を開催し、2017年上半期の「推定観客動員ランキング」では2位と12万8600人差で総合1位を獲得(参考:2017年上半期ライブ・コンサート推定観客動員ランキング発表 総合トップは三代目JSB)。推定動員数は12公演で52万3,500人という圧倒的なライブ人気を見せつけた。そして早くも再び開催される今回のドームツアーでは、現時点での追加公演を含む全20公演を開催。直前に東京ドーム3公演の追加を発表したことからも、前回のツアーを経てさらに高まるグループの人気と勢いを感じることができる。そこで今回は、ライブ動員力に結びついた彼らの活動について考えてみたい。
圧倒的なライブパフォーマンス
彼らのライブでは、まるで一つの映画を観ているかのようなトータル演出や、LEDや大勢のバックダンサーを取り入れた近未来的かつ豪華絢爛なステージングが非日常の空間を作り出す。そしてメンバーが登場すると、ダイナミックなダンス、歌唱力の高さはもちろん、一人一人がカリスマ性とでも言うべき輝きを放ち、来場者を虜にするのだ。「R.Y.U.S.E.I.」に代表されるキャッチーで盛り上がる楽曲では、アグレッシブなパフォーマンスで客席を大いに煽り(観客がフラッグを掲げているのは圧巻の光景だ)、「花火」のようなバラード調のナンバーではセクシーな一面を見せる。パフォーマンスの幅広さや壮大な世界観が織りなす彼らのエンタテインメントを「もう一度体感したい」と思う観客は少なくない。一度観たらまた観たくなる、そんな中毒性を備えたライブ作りがなされている。
『HiGH & LOW』シリーズの人気
11月には『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』が公開される『HiGH & LOW』シリーズの人気も見逃せないところ。同作には三代目JSBなどLDH所属メンバーに加え、窪田正孝、山田裕貴、中村蒼といった人気俳優が多く出演。身体能力を生かした本気のアクションシーン、凄まじい数のキャラクター同士が繰り広げる人間関係(必ず“推し”が見つかるはず)、架空の街を舞台にした世界観、思わず真似たくなるセリフの数々……。挙げきれないほどの魅力が詰まった『HiGH & LOW』シリーズは従来のLDHファンのみならず、いわゆる“オタク”も魅了し、“オタク”の聖地・アニメイトとコラボするまでに至った。さらには、ハイロー民と呼ばれる新たなファン層を生み出すことにも成功している。