w-inds.に訊く、“充実”を迎えたグループの現在地「『僕たち自身が音楽を表現している』ことが一番の舵」

w-inds.に訊く、“充実”を迎えたグループの現在地「『僕たち自身が音楽を表現している』ことが一番の舵」

10~20代の頃とは違う見せ方ができれば

――今はお互いに、アーティストとしてどんな魅力を感じていますか?

慶太:龍一くんは歌詞がストレートで、比喩表現がないんです。僕はストレートに書くことに抵抗がある人間で、ちょっと恥ずかしがっちゃうんですよ。英語を勉強するにも、文法を先にやっちゃう、みたいな。でも龍一くんは単語で話しかけちゃうタイプというか、感覚でストレートに行く感じで。それって自分に全くないものなので、すごくいいなと思います。

――実際、龍一さんが担当した「A Trip In My Hard Days」の歌詞は、w-inds.のこれまでを振り返りつつ、これからへの決意をストレートに歌ったものになっていますね。

慶太:そんな歌詞、普通は17年間も一緒にやっていたら書けないじゃないですか?(笑)。でも龍一くんには、それをさらっと書けちゃう素直さがある。変に着飾らないんです。まぁ、女性の前だとかっこつけたりするタイプだと思いますけどね(笑)。

龍一:やめて(笑)。それは関係ないでしょ(笑)。

慶太:そして涼平くんは、考え方も生き方もそうですけど、書く歌詞や歌声にも透明感や美しさがあると思います。黒さを一つも感じない。「涼平くんなら筋斗雲(きんとうん:心が清らかではないと乗れない)に乗れるんじゃないかな?」って。僕はたぶん乗れない(笑)。

――涼平さんの歌声は、すごく澄んでいますよね。

涼平:僕自身は、逆にそうじゃない声質の人に憧れるんですけどね。だから、色んなことに挑戦したいですけど、もちろんそういう部分は伸ばしていきたいです。

――では逆に、涼平さんと龍一さんから見て、慶太さんのすごいところというと?

涼平:それはもういっぱいありすぎてね……。

龍一:(笑)。まず、音楽に対する情熱がすごいし、それをメンバーと共有してくれたり、僕が知らないことを教えてくれたりして。それに、尋常じゃない集中力があって、w-inds.に対する情熱もしっかりある。もちろんその情熱は、メンバーそれぞれに持っているものなんですけど。他にも他愛もない話を聞いてくれたり、真面目な話も情熱的に聞いたりしてくれるので、音楽以外の部分でも頼りにしています。

涼平:僕から見ると、「自分じゃない何か」になれるような作品作りをしているところがすごいと思います。ひとつの作品を作るのに、自分の感情だけじゃなくて、誰かの感情になって俯瞰して作るのは意外と難しいので。だから一つひとつの曲が似ないというか。

――実際、今回の曲は3つとも全然タイプが違いますね。

龍一:でも、曲を作ったのは全部慶太なんですよ。それは今僕も「すごいな」と思った。

――これだけ音楽的に多彩だと、w-inds.のファンの人たちにとっては色々な音楽の入り口になるでしょうし、逆にこういう音が好きな人たちにとってはw-inds.への入り口にもなるでしょうし、今のw-inds.というグループは、色々な人々を繋ぐハブのような存在になってきているような気がします。

慶太:音楽の可能性を広げたい、J-POPの枠を広げたいというのは、僕らがずっと思っていることではあります。もちろん、歌詞が美しくてメロディが綺麗な曲も素晴らしいもので、僕自身そういう曲に何度も励まされたり泣かされたりしてきましたけど、同時にJ-POPにも「Time Has Gone」や「A Trip In My Hard Days」のようなサウンドが広がっていけばいいな、とも思っているので。もっと頑張っていきたいですね。

――ダンスボーカルグループは音楽だけではなくビジュアル要素やダンスパフォーマンスなど、360度様々な能力が高くなければ成立しない難しいものだと思いますが、だからこそ、J-POPで挑戦できることも沢山あるでしょうね。これからのw-inds.に、どんな可能性を感じていますか?

慶太:まずは「音楽的に評価を得る」というのが、自分たちの目標です。デビューした時はイケイケなアイドルで、そこでもありがたい経験を沢山させていただきましたが、その中でアイドルとしてのいいことも悪いことも経験させてもらえたので、次は“音楽家”として色んな経験をして、色んな感情になってみたいと思うんです。それがw-inds.が目指す次のステップだと思うし、僕らの年齢的にも、ぴったりのことじゃないかと思うんですよ。

龍一:そもそも、若い頃にできていたことが体力的にできなくなってきたら、その分違う魅力で勝負していこう、というのは昔からずっと覚悟していたことなんです。

――確かに、今回の「Time Has Gone」は、激しいダンスで魅せるというよりも、より繊細な表現力を使って魅せていくような楽曲になっていると思いました。

龍一:そうやって楽曲/ライブパフォーマンス共に、これまでとは違う表現方法で勝負できるというのもあって、それがこの先どう変化していくのか、僕ら自身すごく楽しみです。次に向けたステップにどんどん挑戦していきたいと思いますね。

涼平:年齢に応じて見せ方を変えていくことを、ネガティブに捉われないような活動をしていきたいです。

――実際、今はすごくポジティブなんじゃないですか? 周りの人からの評価も含めて。

涼平:そうですね。それをもっとプラスの方向に広げて、形を変えていけたらと思うんです。そうやって、10~20代の頃とは違う見せ方ができればいいなと思います。

――3人でずっと活動を続けてきて、昔と今とを比べたとき、みなさんがw-inds.というグループに感じる魅力は変化してきていると思いますか?

慶太:最近はどこに行っても、たとえばフェスに出たりしても、「パフォーマンスがすごく落ち着いてるね」って言われるんですよ。昔は僕らもがむしゃらにやっていましたけど、今のw-inds.は歳を重ねた余裕なのか、今やっている音楽への自信なのか――。ステージに立っている時の落ち着きようや、自分たちならではの見せ方、パワーの出し方ができるようになってきていると、僕自身は思います。昔のw-inds.はもっと初々しくて、それがよかった部分もあったと思いますが、同時にどこかビビって一歩引いてしまっていたり、攻めた楽曲をやっても振り切れられない部分もあったので。それが最近は、みんな自信がついて、思い切り振り切れられていて、すごくいいなと思います。

涼平:w-inds.って、個性はあるんですけど、いい意味でグループ感……不思議と「w-inds.感」のようなものがあると思っていて。それがグループとしてのw-inds.の魅力なのかな、と思います。

龍一:今のw-inds.は、ライブや楽曲、それこそフレーズの一つひとつにちりばめられたそれぞれのエンターテインメントへの情熱や積み重ねを、全体の面白さに反映できるようになってきているのかな、と思います。昔はがむしゃらな部分が熱量としてみんなの心に届いていたのかもしれないですけど、今はいい意味で、計算できるようになったのかもしれない。

――よりみなさんのやりたいことを、活動に落とし込めるようになってきた、と。

慶太:そうですね。僕らはアイドルグループとして活動をスタートさせて、最初は色んな人に舵を切ってきてもらって。もちろん、今も色んなスタッフと共にいるのは変わらないことですけど、同時に今のw-inds.は、「僕たち自身が音楽を表現している」ということがグループの一番の舵になっているとも思うんです。今まで多くの人々の支えがあってここまで活動を続けてきて、そういう人たちの期待に対しても、いい意味での裏切りを見せられたらいいなと思ってやってきて。それでも僕たちについてきてくれる人がいる今の状況は、僕らにとって本当に嬉しいことなんですよ。だからこそ、その人たちをビックリさせたいし、新しいことに挑戦したい。僕らにとっては、それが一番の思いなのかもしれないですね。

(取材・文=杉山仁)

■リリース情報
『Time Has Gone』
発売:9月27日(水)
初回盤A【CD+DVD】¥1,389+税
※封入特典:個別サイン会参加券(メンバー名記載)orプレゼント応募券
[CD]
01.Time Has Gone
02.This Love
03.Time Has Gone (Instrumental)
04.This Love(Instrumental)
[DVD]
01.Time Has Gone Music Video
02.The Making of Time Has Gone Music Video

初回盤B【CD+スペシャルブックレット】¥1,389+税
※封入特典:個別サイン会参加券(メンバー名記載)orプレゼント応募券
[CD]
01.Time Has Gone
02.This Love
03.A Trip In My Hard Days
04.Time Has Gone (Instrumental)
05.This Love (Instrumental)
06.A Trip In My Hard Days (Instrumental)
[ブックレット]
スペシャルフォトブックレット(20ページ)封入

通常盤【CD Only】¥926+税
[CD]
01.Time Has Gone
02.This Love
03. Time Has Gone (Instrumental)
04.This Love(Instrumental)

<CD発売記念イベント開催情報>
会場名、時間等、イベントの詳細は順次発表。
9月30日(土)関東エリア【個別サイン会/一斉握手会】予定
10月1日(日)関西エリア【個別サイン会/一斉握手会】予定

■ライブ情報
『w-inds. LIVE TOUR 2017 “INVISIBLE” in Hong Kong』<br/ > 11月11日(土)開場19:15/開演20:15 Kitec-Star Hall 九龍湾国際展覧中心‐匯星

■配信情報
配信限定リミックス楽曲リリース
Spotify Japan
Spotifyダウンロードはこちら

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