KAT-TUN 中丸ソロ曲「お疲れサンクス」がシュールすぎる! 『マッサージ探偵ジョー』で新境地へ
KAT-TUN中丸雄一主演の土曜ドラマ24『マッサージ探偵ジョー』(テレビ東京系)が、いよいよ4月8日に初回を迎える。地上波放送に先駆けて、4月2日からAmazonプライム・ビデオで先行配信をスタート。視聴した芸能ライターの佐藤結衣氏が、本作の魅力について語った。
「“おバカで笑えるサスペンス”というフレコミ以上に、コミカルで清々しく、気持ちのいいドラマでした(笑)。まさに、中丸さんを愛でる“ツボ”を押さえたキャラ設定ですね。中丸さんが演じる主人公のジョーは、マッサージをするとその人のすべてがわかってしまうという超人的な能力を持っているのですが、人とのコミュニケーションが苦手。いつも猫背で困り顔でオドオドしていて、視聴者の保護本能を刺激するタイプです。そんなコミュ障なのにマッサージ師として懸命に成長しようとしているジョーは、アイドルなのにウィンクが苦手な中丸さんのパーソナルなイメージと近い部分があり、とても自然な演技でした。また、チャームポイントである美しい手や顔のアップシーンなど、見どころが多かったです」
本作は一言で表現すると、大人たちが大真面目にふざけて作ったドラマだ。中丸も雑誌『TV LIFE』のインタビューで、「本気かつ全力でふざけてます」「自分からもアイデアを出させてもらってる」と発言しており、楽しみながら制作されている様子が伝わってくる。
「まず、オープニングからクスッとしました。名作と呼ばれている探偵モノやミステリードラマをパロディにした映像が流れるのですが、なかにはジャニーズアイドルが主演を務めたものもあって必見です。劇中でも、出張マッサージ師としてセレブのお宅へ訪問したり、専門知識を駆使して事件を解決したり、本当に役に立つツボ情報を教えてくれたり……どこかで見たような演出が目白押し。“これ、あのドラマが元ネタじゃない?”とツッコミたくなるところも含めて、このドラマの楽しみ方かもしれませんね」
そんな本作でさらに話題となっているのが、エンディング曲「お疲れサンクス」だ。中丸がマッサージ探偵ジョー名義で発表した配信限定による新曲で、マッサージのツボをテーマにした癒し系応援ソング。インド風のメロディーにのせて、中丸が真剣な表情で踊る姿が実にシュール。振り付けは、パパイヤ鈴木が担当したという。
「なぜ、インド!? と、大きなハテナマークは浮かびましたが、そういうところも笑えるゆるさが、このドラマ、そして中丸さんの魅力だと思います。セットの中で出演者が踊るところを見ていると、『逃げ恥』で“恋ダンス”がブームになったのを思い出しました。もしかしたら、これもひとつのパロディかもしれませんね(笑)。『おつかれサンクス』は、4月8日24時から楽曲配信もスタートするので、ぜひ多くの方に“踊ってみた”をやってみてほしいと思います。個人的には、コミカルな楽曲を歌う中丸さんの声が新鮮でした。声がクリアで聴き心地がよく、カッコいい曲調の多いKAT-TUNとはまったく違うテイスト。充電期間中の今だからこそチャレンジできた曲だと思いました。中丸さん自身が放つ癒やしの雰囲気をうまく取り入れた本作は、1週間の疲れを忘れるリラックスタイムになるかもしれませんね」