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NEWSの4人に感じる、アドラー的な生き方 ドラマ『嫌われる勇気』原案を元に分析

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 2月8日にリリースされる、NEWSの最新シングル『EMMA』。表題曲は、加藤シゲアキが出演する、ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)の主題歌でもあり、NEWSファンのみならず、ドラマファンからも注目を集める1曲となりそうだ。4月1日からは、全国9カ所のアリーナ、ドームをめぐる『NEWS LIVE TOUR 2017』も控えており、2017年はNEWSにいい風が吹いているように思う。

 2011年、4人の新体制になったときには「(人気メンバーが脱退して)イチゴのないショートケーキ」とまで言われた彼らが、東京ドームを埋め尽くす快進撃を遂げたのは、なぜなのだろう。そのヒントに、アドラー心理学があるように思う。ベストセラー書籍『嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え』でも話題になり、ご存知の通りドラマ『嫌われる勇気』の原案にもなっているものだ。

 ドラマの公式HPに掲載されている、加藤のインタビューで手越祐也が愛読しているエピソードが披露されている点からも「なるほど」と思った筆者。NEWSの4人は、実にアドラー的な生き方をしているように思ったのだ。

手越祐也こそ“嫌われる勇気”を持つアイドル

 “嫌われる勇気”と聞くと、周りのことを気にせず、思うままに生きるように思われるが、それはただの傍若無人というもの。“嫌われる勇気”とは、本当に実現したいことがあるのならば、周囲の人間関係や自分自身の心がかけるブレーキを外す覚悟を持つ必要があるということだ。逆を言えば「周りから浮きたくないから」と空気を読んで一歩を踏み出さないのも、「こんな自分は嫌なのに」とコンプレックスに縛られるのも、自分の意思であるという。

 活躍する手越を見て「手越のようにポジティブになれたら人生楽しいだろうな……」と思う人も少なくないはず。そう思わせるのは、他ならぬ手越本人が、そういう人間になりたいと意思を持って体現したからだ。思い返せば、デビュー当時の手越はグループでもキャリアの浅いメンバーで「ファンの目を見るのが恥ずかしい」と、こぼすようなシャイな少年だった。そこから個人でボイストレーニングに取り組み、好きなサッカーを毎日のように続け、バラエティでも全力で体を張っていった。

 誰になんと言われても、やりたいことがあれば突き進む。そして結果を受け止めて、また努力する。その繰り返しが「俺ならできる」という自信に繋がる。「今の自分が好きだ」と堂々と言える手越を「ナルシスト」と呼ぶ人もいるだろう。だが、そうしたアンチをも「批判する」つまり「俺のことを考えている」だから「俺のことが好き」と解釈するのだと手越は発言している。それこそが“嫌われる勇気”というもの。どんなに嫌われても手越が進む道はブレないという意味なのだろう。

 そして大事なのは、そのブレない強さと愛されるキャラが、両立していること。自分の意見を曲げないことと、聞く耳を持たないというのは全くの別物だ。手越は、周りの人からのアドバイスを素直に聞き入れるからこそ、バラエティという新しい分野で人気を獲得した。そんな自分の信念を認めてくれるファンへの感謝を忘れないからこそ、今NEWSのエースとして活動できているのだ。嫌われる勇気と人を愛する素直さこそが、手越の魅力の根幹だ。

増田貴久に見る“課題の分離”

 そんな手越と“テゴマス”としても活動している増田も、アドラー的な考えを持っているのではと感じる。その一つが「課題の分離」だ。相手がどう思うかを、こちらが操作したり押し付けたりはできないということ。家族や恋人、仲間など、時間をともにしている人だと、「ここは、こうした方が相手にとっていいのでは?」とついつい口をはさみたくなる場合がある。だが、それは相手の課題であって、自分の課題ではないと分離して考えようというものだ。増田の姿勢は、いつもそんな分離がなされているように見える。ちゃんと分けて考えられるからこそ、適した距離を掴むことができる。テゴマスのハーモニーのように、付かず離れず。2人の間にあるビジネスパートナー感も、その表れではないだろうか。

 1月18日放送のラジオ番組『テゴマスのらじお』(MBSラジオ)内で、楽屋で加藤がいつもギターを弾いているという話をしていた。5〜6年変わらず同じようなメロディを奏でており、いろんなリズムに挑戦しないのかなと思いながら、そっとその様子を伺っているという発言だった。きっと、増田自身も、自分のこだわりがあるからこそ、相手のパーソナルな部分に踏み込むようなことはしたくないのだろう。

 例えば、増田が大切にしている世界観のひとつにファッションがある。これこそ、人と同じ感覚である必要がないジャンルだ。新曲「EMMA」のMV衣装も増田が手がけている。奇抜さがありながらも、一人ひとりの個性を感じさせ、4人になるとまとまりを持つ不思議な魅力を放つのが、増田の衣装。また、雑誌『mina』(主婦の友社)で連載している『MASU Styling(マスタイリング)』は、プライベートファッションを惜しみなく披露しており、ファンを喜ばせている。自分がいいと思うものはコレ、あなたがいいと思うものはソレ。どちらも正解だし、どちらも楽しめたら幸せ、という優しさを増田の人柄からは感じられるのだ。

      

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