乃木坂46 齋藤飛鳥、白石麻衣の新作は何を示唆? ソロ写真集で“視覚化”される個性と現状

 改めて、齋藤の1st写真集『潮騒』、白石の2nd写真集『パスポート』も彼女たちの現在の立ち位置をよく示している。昨年、『裸足でSummer』でセンターを張った齋藤は、3期生が加入した乃木坂46をフロントメンバーとして牽引する存在に。白石は、専属モデルを務めるファッション誌『Ray』にて3号連続で単独表紙を飾るなどソロとしても大きく飛躍している。秋元が『潮騒』には、「危うさと強さ。齋藤飛鳥は、大海に浮かぶ小舟のように揺れている」、『パスポート』へは「白石麻衣はもう、どこへでも行ける」とコメントしているのが顕著だろう。未だタイトルは未定ではあるが、橋本の卒業当日である2月20日にはアメリカ・ニューヨークで撮影されたラスト写真集が発売される。今後、発売される写真集にどのようなタイトルがつけられるかにも注目すると、メンバーの個性や立ち位置、グループの現状が見えてくるだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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