AKB48 チーム8、難関の円形ステージに挑戦ーー舞台『絢爛とか爛漫とか』初日レポート

AKBチーム8、円形ステージ舞台に挑戦

 舞台は上演が続くにつれ、役者と観客の距離感が適度なものになり、程よく慣れてくることから、千秋楽に近いほど面白くなっていくいことが少なくない。これから舞台が進むにつれ、客席との距離感をつかんで、さらに演技が磨かれていくことだろう。初日であるこの日は太田奈緒がステージから降り、本来は下駄を履いて出ていくところを、間に合わずに片方の下駄を持ったまま袖へ走っていくシーンがあった。アクシデントを踏まえてのアドリブだが、このシーンに客席は大いに沸いていた。これが舞台の醍醐味だ。

 チーム8は結成されてまだ3年目のチームだが、全国47都道府県を背負ったメンバーの層がとにかく厚い。今回の舞台『絢爛とか爛漫とか』の初日は福島ツアーも行われており、多くのチーム8ファンが福島に行くのではないかと危惧されたが、品川の舞台もファンで満員だった。これからもチーム8の動向から目が離せない。

 今回の配役は以下の通り。

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野村文香役

永野芹佳、中野郁海 ※ダブルキャスト

柳原まや子役

谷川聖、佐藤七海 ※ダブルキャスト

小林すえ役

太田奈緒

正田薫役

小田えりな

(写真=(C)AKS )

■佐藤 仁
シンクタンク研究員。ポップカルチャーやエンタメ・コンテンツが国際社会や日本経済に与える影響を研究。例えば日本とアジアのソフトパワーの源泉はどこにあり、これからどのように進化していくのかについてミクロ(個人単位)からマクロ(社会全体)まで幅広い視点から探求。

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