山下智久、NEWS、関ジャニ∞…定番サマーソングにまつわる隠れたエピソード
関ジャニ∞「オモイダマ」
夏と言えば、高校野球。関ジャニ∞の28枚目のシングル『オモイダマ』は、『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日系)のテーマソングになった楽曲だ。高校野球応援ソングらしく、この曲には多くの高校生が関わっている。例えば、全国の高校生から歌詞のフレーズを募集して採用したり、レコーディングには高校生で結成された楽器隊が起用されている。青春の象徴とも言える高校生が深く関わっている「オモイダマ」は、甲子園にピッタリと言ったところだろう。また、この曲のパフォーマンスにも注目したい。出だしのフリューゲルホルンはメンバーの横山裕による演奏だ。元々楽器が弾けるメンバーが多い関ジャニ∞だが、メンバーの村上信五と横山は楽器を弾いていなかった。しかし2007年頃から村上はキーボード、横山はパーカッションを担当するように。とは言えあまり練習しておらず、バンドでのパフォーマンスになるとどことなく肩身が狭そうに見えていた。そんな中2013年に一念発起でトランペットを始めた横山。2013年の『KANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX』で初披露をした後、自前でフリューゲルホルンを購入して練習を積み重ねてきたのだ。努力を続ける横山の姿と高校球児の姿が重なって見えてくるかのようである。
この3曲以外にもお馴染みのサマーソングや、隠れた夏の名曲がジャニーズにはたくさんあり、様々なエピソードが隠されている。この夏は楽曲にまつわるエピソードと合わせてサマーソングを楽しんでみるのも良いかもしれない。
(文=高橋梓)