ジャニーズWESTに感じる“勢い” 各グループの現状が反映された『ライブ動員ランキング』

 音楽ライブ情報サービス「LiveFans」(運営:ライブファンズ株式会社)が、『2016年 上半期観客動員ランキング』を発表した。同ランキングは「LiveFans」に登録されている2016年1月1日から6月30日までに行われたライブ・コンサートを対象として、会場キャパと公演数から推定動員数を割り出し集計したもの。

 2015年には年間を通したランキングを発表しており、「男性アイドル部門」1位から5位までをジャニーズグループが独占。(参考:関ジャニ、キスマイが健闘! 『ライブ動員ランキング』が示すジャニーズグループの動向とは)そして今回も、ジャニーズグループの人気の根強さを感じさせる結果となった。順位は以下のとおり。

1位:ジャニーズWEST(推定動員数335,600人/25公演)

2位:関ジャニ∞(同297,122人/6公演)

3位:NEWS(同274,800人/18公演)

4位:KAT-TUN(同232,300人/5公演)

5位:Sexy Zone(同196,411人/21公演)

 ランクインしたグループの現状やそれぞれのコンサートの特徴について、ジャニーズの動向に詳しい芸能ライター佐藤結衣氏に話を聞いた。

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(C)タナカケンイチ

 1位のジャニーズWESTは、前回結果では推定動員数274,231人、24公演で5位。公演数はほぼ変わらないものの、推定動員数では6万人ほどの増加となった。この結果に「彼らの活動の勢いを感じる」と佐藤氏は語る。

「福岡、広島、名古屋で数千キャパから一万キャパへアップ。人気が全国区となっている勢いを感じますね。彼らのコンサートの醍醐味は、歌番組では見られないコントやトーク。濱田崇裕さんがメンバーに仕掛けたいたずらや、滞在先のホテルでのできごとなど、オフステージの小ネタがたくさん披露されるので何度行っても新鮮。下積みが長く、コンサートで育ってきたメンバーたちなので、毎回違うものを提供することへの意識が強いんです。パフォーマンスでは、濱田さんと神山智洋さんによる曲間のアクロバット、藤井流星さんと小瀧望さん、中間淳太さんと桐山照史さんの組み合わせでの曲披露など、幅広い見せ場で楽しむことができます」

 2位関ジャニ∞、3位NEWSと中堅グループが安定的な活動を行い、活動休止前ラストツアーを終えたKAT-TUNが4位にランクインするなか、5位にSexy Zoneがランクイン。佐藤氏は、彼らのライブの特徴の一つに「ジャニーズJr.のファンも多く足を運ぶ」ことを挙げた。

「Hey! Say! JUMPもそうですが、若いデビュー組のコンサートにはジャニーズJr.を紹介するコーナーが設けられ、多くのメンバーが紹介されます。Sexy Zoneのメンバーとも仲がよいので、彼らとのやりとりを見ることができるのもファンとしては嬉しいポイントです。またSexy Zoneは今、グループとしての結束力が高まっている時期。5人でできることを見出し、ソロコーナーの充実や中島健人さんのピアノ披露など、彼ら自身も余裕をもってライブを楽しめるようになってきています。そして、パフォーマンスに伸びしろがあるので、成長を見届ける面白さがある。彼らを今から応援すると、会場の規模が大きくなっていくのを一緒に体感できる醍醐味もありますね」

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