関ジャニ∞&ジャニーズWEST 「泣けるMC」の背景にある苦難のエピソードとは?

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(C)タナカケンイチ

 これまでジャニーズになかった、「お笑い」「関西ノリ」を取り入れて確固たるポジションを築いた関ジャニ∞。そして、その弟分的存在として今勢いに乗っているジャニーズWEST。コンサートでは、関西出身グループならではの「面白さ」を全面に押し出してファンを魅了している2組だが、MCではつい涙してしまう挨拶をするシーンも見られる。

 そこで今回は、関ジャニ∞とジャニーズWESTの「ファンの心を動かしたMC」について、その発言に至るまでの背景を含めて考えてみたいと思う。

関ジャニ∞

 12月13日からスタートする5大ドームツアーや、11月11日のニューアルバム発売が決定し、飛ぶ鳥を落とす勢いの関ジャニ∞。普段楽しいパフォーマンスを見せてくれる彼らだが、そのギャップも相まってMCや挨拶ではファンの涙を誘うことも多い。その裏に見えるのは、「メンバー全員がメンバー思いである」という事実だろう。

 昨年8月に行われた10周年記念ライブイベント『十祭』で、横山裕が話した挨拶を例にとってみたいと思う。10年間の活動を振り返りながら挨拶をした横山だったが、「楽しい時にいてくれる友だちっていっぱいいると思うんですけども、辛い時にいてくれたのがメンバーだった」と涙を流した。その後も、涙で言葉が詰まる横山に対して安田章大が一瞬何か囁いたが、それ以外のメンバーはじっと前を見て、横山が自分の言葉で話し終えるのをゆっくり待っていたのだ。横山が抱える思いを全員が理解し、横山の気持ちを思っての行動といえるのではないだろうか。

 今でこそ順風満帆の関ジャニ∞だが、これまでさまざま苦難を乗り越えてきた。だからこそ、メンバー全員が団結し、お互いを思いやる気持ちが強くなっていったのだろう。『ザ・テレビジョンzoom!!vo.15』内のインタビューで、メンバー一人ひとりへ思いを語っていた渋谷すばるが、最後に「内、頑張れよ!(笑)」とコメントしたことも記憶に新しい。こうした彼らのいつまでも「メンバー思い」という部分が、ファンの心を揺さぶるのだ。

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