>  > AL、現体制での活動経緯を語る

AL『心の中の色紙』インタビュー

AL、メンバー全員インタビュー!「ALの音楽を鳴らすためには、この4人がベストだと思った」

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「このバンドは時間が経てば経つほど良くなるんじゃないかって、はっきりと今思える」(長澤)

20160407-al6.jpg長澤知之(Vo、Gt)

――ALの今回のアルバムは、本当にバンドのサウンド、バンドの作品になっていて。長澤くんと小山田くんが二人でやってた時期からずっとライブを見てきて、今回のアルバムにも入っている曲を聴いてきた自分には、すごく新鮮だったんですよ。「あぁ、バンドだなぁ」って。

長澤:こういう取材も新鮮ですね。福岡時代にもバンドは組んでたけど、その頃はインタビューなんてなかったから。

――手持ち無沙汰?

長澤:他の人が喋ってる時は黙ってていいんだって(笑)。でも、今、大樹も寛も言ってくれたように、お互いケアし合って、いい感じでバンドのアンサンブルもできてきてると思います。もちろん、まだ組んだばかりだから未熟なところもあるけれど、アルバムの制作を終えて、このバンドは時間が経てば経つほど良くなるんじゃないかって、はっきりと今思えるから。

小山田:最終的にこの4人でやるって決めた時に、何が決め手だったかっていうと、それは「音楽にとって何が一番いいか」ってことだったんですよ。知之にしてみれば、過去にバンドを一緒にやっていた3人とやるっていうのは、それなりにストレスを感じるところもあったと思うんだけど、それでもALの音楽を鳴らすためには、この4人がベストだと思ったからで。アルバムを作り終えて思うのは、やっぱりそれは間違いじゃなかったってことで。

――そのことは、この素晴らしい作品でちゃんと証明できたと思います。

小山田:うん。

――アルバムを聴いていると、「この曲は長澤くんが書いたっぽいな」とか「この曲は小山田くんが書いたっぽいな」っていうのがもちろんあるんだけど、クレジットはすべて共作になってます。これは、レノン&マッカートニー的な美意識もあってってことなのかな?

長澤:いや、実際に共作なんですよ。アレンジも含めて4人で作り上げたもので、100パーセント誰かの曲というのは1曲もない。

小山田:自分一人じゃ書けない曲、自分じゃ思いつかないコード進行、リズム、歌詞というのを、自分がやっている、それも「自分のものだ」って思えるというのは一人のミュージシャンとしてとても嬉しいことで。自分はジャニス・ジョップリンのように歌えないし、ジミ・ヘンドリックスのようにギターは弾けないけど、そういうものを素晴らしいと思ってこれまで生きてきた。それに近いような感覚が、このALというバンドにはあって。自分の中からは出てこないものだけど、確かにこれは自分が大好きで、そこには自分のものだと思えるものがある。「そうそう、自分がやりたかったのはこういうことだったんだよ!」っていうのをバンドでやれるというのは、とても幸せな経験ですね。

長澤:例えば、壮平が野原を駆け回るような詞を書いて、俺は部屋に籠って窓から外を眺めているような詞を書く。そこで美しいと思うものは違っていても、お互いが美しいと思うものを想像できるし、それを尊重しあうことができる。そういう関係性の中で、それを音楽にしていくのはとても楽しいんですよね。その人が美しいと思うものを、自分にはまったく想像できない人もいるだろうし、そういう人とは曲を共作することはできないだろうけど、壮平はそうじゃないから。

――お互いが見ている風景もそれを見ている時の気持ちも違うけど、その風景や気持ちが想像できるってことですね。なるほど。

長澤:そう。だから、自分にとって壮平と一緒に音楽をやるのは、最初はただ楽しいことだったんですよ。ただ、こうして4人でバンドを組んで作品を出すとなると、いろいろ責任も負わなくちゃいけないから(笑)。でも、やってみたらやっぱり楽しかったですね。

――一つだけ気になるのはね、今回こうして話を訊いてきてよくわかったように、この『心の中の色紙』というアルバムは長澤くんと小山田くんの出会いを発端とすると、とても長い時間を経て生まれた作品でもあるわけだけど、バンドとしての「瞬間の煌めき」を封じ込めたような作品でもあると思ったんですよ。

藤原:「瞬間の煌めき」っていうのは、どこか儚い感じってこと?

小山田:きっとね、「これ一枚で終わるんやないと?」と思ってるんですよ(笑)。

藤原:あぁ、そういうことか(笑)。

――そうストレートに言うのも語弊があるから、詩的な言葉にして質問してみたんだけど(笑)。

藤原:でも、「瞬間の煌めき」って言われて、嫌な感じは全然しない。むしろ、素敵な言葉なんで嬉しいですね。今回アルバムをレコーディングしてみて、手ごたえはすごくあったから、自分は続けていきたいと思ってますけど(笑)。

小山田:うん。「瞬間の煌めき」と言われたら、その通りだと思う。昔からあった曲もあるけれど、今このタイミングで、この4人で、自分たちが一番いいと思うかたちでレコーディングした作品で。あまり後先考えずに作ったものだから。

――後先考えずにっていう意味では、小山田くんの場合はずっとそうだったとも言えるしね。

小山田:(笑)。でも、心の中で思うのは、ずっとこのバンドを続けていくことができたら幸せだなってこと。ただ、未来のことはわからないからね。その時点で、一番自分がいいと思うことをやっていくしかないから。

後藤:俺は自分の実感でしか話せないんだけど。andymoriでは、自分は最初の2枚のアルバムに関わってきて、もちろん当時やってることには確信があったんだけど、作った後、あんまり作品を聴き返すことはなかったんですよね。でも、ALの今回のアルバムは完成してもうしばらく経ってますけど、結構よく聴いてるんですよ(笑)。自分も昔よりリラックスして音楽をやれているし、この感じのまま、この先も作品を作っていけたらいいなって。

長澤:自分の中では、「長澤知之」は解散したわけではないんですよ。でも、今はこのALに集中していて、このバンドを続けたいと思っている。未来のことはわからないから何も約束はできないけれど、今はそう思ってます(笑)。

(取材=宇野維正/写真=堀 清英)

AL「花束」

■リリース情報
AL『心の中の色紙』
発売:4月13日(水)
価格:¥2,500+税

<収録曲>
1.北極大陸
2.HAPPY BIRTHDAY
3.シャッター
4.メアリージェーン
5.風のない明日
6.15の夏
7.あのウミネコ
8.ハートの破り方
9.心の中の色紙
10.ランタナ
11.Mt.ABURA BLUES
12.さよならジージョ
13.花束

AL『心の中の色紙』Amazonページ

■ツアー情報
『AL 1st Tour 2016』
チケット代:¥4,320(税込)ドリンク別
オールスタンディング、未就学児不可

4月18日(月)愛知・名古屋 CLUB QUATTRO
開場18:00/開演19:00
お問い合わせ:ジェイルハウス:052-936-6041

4月20日(水)福岡 DRUM LOGOS
開場18:30/開演19:00
お問い合わせ:キョードー西日本:092-714-0159

4月25日(月)大阪 BIGCAT
開場18:00/開演19:00
お問い合わせ:GREENS:06-6882-1224

5月6日(金)東京・赤坂BLITZ
開場18:00/開演19:00
お問い合わせ:ソーゴー東京:03-3405-9999

一般発売:2月27日(土)

読者プレゼント

20160408-al4.jpgAL ノベルティエコバッグ(非売品/提供:Revival Records/協力:http://www.archigram.jp/

本記事をお読みいただいた方の中から、抽選で2名様にALのノベルティエコバッグをプレゼントいたします。リアルサウンドの公式Twitterをフォローのうえ、下記URLより「お名前」「メールアドレス」をご記入の上、「お問い合わせ内容」に【ALノベルティーエコバッグプレゼント希望】、【@●●(TwitterID)】と書いて送信してください。追ってご連絡いたします。

・受付期間:4月7日(木)17時~4月11日(月)10時まで(応募フォームはこちら

ALオフィシャルサイト

「AL、メンバー全員インタビュー!「ALの音楽を鳴らすためには、この4人がベストだと思った」」のページです。の最新ニュースで音楽シーンをもっと楽しく!「リアルサウンド」は、音楽とホンネで向き合う人たちのための、音楽・アーティスト情報、作品レビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版