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メジャーデビューシングル『太陽に笑え』リリースインタビュー

Anlyがルーツミュージックをポップに表現する理由「その時代に合った音で表現できたらいい」

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Anly 『太陽に笑え』Music Video

 

「(ガブリエル・アプリンとは)生まれ育った環境が似てるんです」

――2曲目の「Don’t give up! feat.Gabrielle Aplin」は起伏に富んだメロディが印象的なロックナンバー。

Anly:この曲は「太陽に笑え」が主題歌になっているドラマ(「サイレーン」の原作を読ませてもらって、そのときのインスピレーションがもとになっているんです。サラッと読めるんだけど、繰り返し読んでいるうちに「深いな」と思ったり、いまの社会のことを上手く映し出してることがわかったり。ドキッとしたり、スリリングなところもあって、それが曲のなかにも出てると思いますね。この曲、初めてエレキギターのリフから作ったんですよ。いままではずっとアコギで作ってたんですけど、エレキを弾くと感触が違うフレーズが出てきて。あまり上手く弾けないですけどね、まだ(笑)。

――UKのシンガーソングライター、ガブリエル・アプリンさんが参加していることも話題を集めています。『Bye-Bye』にはアプリンさんの「Please Don’t Say You Love Me」のカバーが収録されてますね。

Anly:『Bye-Bye』のレコ発のライブにスペシャ(「スペースシャワーTV」)の方が来てくれて、「特番(洋楽アーティストと、そのアーティストをリスペクトする邦楽アーティストが対談する『THE COLLABORATION』)を企画しているので、(ガブリエル・アプリンとコラボレーションするために)ロンドンに行きましょう」と言ってくれて。最初はあまり信じてなかったんですけど(笑)、ホントに行けることになったんです。ロンドンはいちばん行ってみたい街だったし――「ロンドンに行きたい」という曲を書いたくらいなので(笑)――すごく嬉しかったです。

――リスペクトするアプリンさんと会ってみて、どんなことを感じました?

Anly:生まれ育った環境が似てるんですよね。アプリンさんも田舎町(古代遺跡ストーンヘンジで有名なウィルトシャー)の出身で、ご両親がヒッピーだったり。音楽の話をしていても「フリートウッド・マックが好き」とか、共通点がいろいろあって。だから私もアプリンさんの音楽に反応したんだろうなって思ったんですよね。自分が作った曲をアプリンさんと一緒に歌っている光景は、頭のなかに焼き付いてます。夢見ていたことも、(具体的な)目標になるというか、マジメに一生懸命がんばってたら、いいことあるなって。

――観光する時間はありました?

Anly:アビイ・ロードに行きました! (ビートルズがアルバム『アビイ・ロード』のジャケット写真を撮影した)横断歩道を渡って、記念写真を撮ったんですよ~。普通に車が通ってる道なんですけど、ビートルズのファンの人同士で譲り合いながら(笑)。次に行くときは、田舎町にも行ってみたいですね。あとはパブで歌ってみたいです。アイリッシュも好きなので。

――今年の夏は初めてフェスにも行ったそうですね。

Anly:そうなんです。J-WAVE(FM局)で夏フェスのレポーターをやらせてもらって、『FUJI ROCK FESTIVAL』、『SUMMER SONIC』、『ROCK IN JAPAN FES.』などに行って。いちばん衝撃だったのは、フジロックで見たモーターヘッドですね! フー・ファイターズもすごかったし、奥田民生さんにはインタビューもさせてもらって。いままで聴いたことがないようなタイプの音楽にも触れることが出来たし、そこで感じたことも「Don’t give it up!」のサウンドに出てると思います。地元の伊江島でフェスをやってみたいという夢も出来ましたね。宿泊するところは少ないから、お客さんにはテントでキャンプしてもらって。同級生からオジイ、オバアまで、みんなに楽しんでもらえるようなアーティストになりたいです。

――そして3曲目の「Come back」はフォーキーな手触りのナンバー。

Anly:これは15歳くらいのときに書いた曲ですね。伊江島には高校がないので、15歳になったら進学のために島を離れて、沖縄本島に行くんですね。私も那覇の高校に通っていたんですが、楽しいこともいっぱいあったし、部活などで忙しくしていたり、「歌をやりたいのに上手くいかない」っていう苦しい気持ちになることもあって。自分に負けそうなとき、「島に帰りたい」と思ったときに書いたのが「Come back」なんです。島の同級生とは兄弟みたいな感じで育ってきて、たまに「元気か?」って連絡がくると「がんばろう」っていう気持ちになれる。自分は歌で応援したいなって思ったんですよね。バラバラになってる同級生が「がんばろう」って思えるような応援歌にしたいなって。歌詞には“帰りたい”という言葉もあるんですけど、そのなかには「胸を張って帰りたい」という感情も入ってますね。

――「Come back」を歌うときも、故郷のことを思い出す?

Anly:そうですね。歌はロンドンのメトロポリス・スタジオで録ったんですけど、歌ってるとき、頭のなかは伊江島に帰ってたので。どこで歌っても島のことを思い出すんだなって、遠い場所で実感できました。

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