嵐、SMAP、TOKIOらが“派閥越え”の共演? 『FNSうたの夏まつり』の見どころを読む
4時間生放送の音楽番組『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)が7月29日に放送される。これは、毎年年末に同局で放送されている『FNS歌謡祭』関連の番組で、国立代々木競技場第一体育館でライブを行い、その模様を生中継するというもの。4回目を迎える今年は、総勢68組のアーティストが出演する予定だ。
出演アーティストの中でも注目したいのは、ジャニーズ事務所に所属するグループのラインナップである。以前から事務所内にはジャニー喜多川派、飯島派、そして藤島派という3つの“派閥”があると噂されており、同じ派閥に属するグループ同士でなければテレビでの共演はない、という推測が飛び交っていた。しかし、同番組ではかつては見られなかったグループの共演が実現する予定だ。
今回、このようなラインナップとなった背景について、ジャニーズの動向に詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏に聞いた。
「今年1月、『週刊文春』のインタビューに藤島ジュリー景子氏が応じ、『ジャニーズ内には派閥争いなんてない』という趣旨の発言をして話題となりました。しかしその後、音楽番組のラインナップにあまり変化は見られず、派閥が異なると見られるグループの共演はありませんでした。だから今回は『いよいよか』という感じです。先日の『27時間テレビ』(フジテレビ系)では、SMAP中居さんが体当たりで総合司会を務めており、その姿勢からはジャニーズ事務所が先陣をきって、視聴者離れが続くテレビ業界を盛り上げようとしている印象を受けました。今回、派閥を越えたようなコラボレーションが実現したのは、事務所としても社内事情はひとまず置いて、テレビ業界や音楽業界を元気にしようという意図があるのかもしれません」