GAGLE、stillichimiyaらがひとつの“TEAM”に 『APPI JAZZY SPORT』レポート

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グルーヴィーな演奏で、クラブシーンで人気のcro-magnon。

 中盤の核となったのは、『APPI JAZZY SPORT』には欠かせないcro-magnon。重厚なグルーヴで会場に一体感を与え、ショウ後半には有坂美香も交えたステージで、約1時間のステージを華々しくまとめあげた。続いて、山仁の味わいかつソウルフルなボーカルが魅力のACOUSTICS&SOULGANGから一転して、Sick Teamはダークで切れ味の鋭いヒップホップショウを繰り広げ、続くCHAN-MIKAが暖かみのあるアコースティック・セットでフロアに光りをもたらす。

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田我流率いるstillichimiya。

 間もなく日付も変わる時刻に登場したのが唯一無二の個性を放つstillichimiya。田我流を筆頭にエネルギッシュかつユーモア溢れる彼らのステージングは、オーディエンスの心を鷲掴みにした。そして、JAZZY SPORTよりニューアルバムをリリースしたばかりのMARTER(with Monkeyhills)が美しいボーカルによって会場の熱気を上昇させ、トリを務めるGAGLEへと最後のバトンを渡した。

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最後は出演者、スタッフ、オーディエンスが揃って記念撮影。

 今やJAZZY SPORTのみならず、日本語ラップ・シーンを代表する存在である彼らだが、DJ Mitsu The BeatsとDJ Mu-Rとの二2人をバックに従えてHUNGERは自在にマイクをコントロールし、圧巻のパフォーマンスを展開。新曲なども挟みながら、ラストはクラシック「屍を越えて」を披露し、『APPI JAZZY SPORT -TEAM- 2015』は閉幕。出演者や裏方であるスタッフだけではなく、最後までこのイベントを楽しんだオーディエンスも一体となり、今回の『APPI JAZZY SPORT』のメインテーマである“TEAM”を会場にいる全員が体現する最高の一夜となった。

(取材・文=大前 至/写真=Takanori Tsukiji (STARSERVERCLUB) & Yasuhiro Orii)

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