>  > 栗原裕一郎のmeg rockワンマンライブレポ

栗原裕一郎が綴る、シンガーソングライターmeg rockの魅力

ポップとロックを統べる、meg rockの甘く滑らかな声 O-Crestワンマンライブレポ

関連タグ
中川翔子
でんぱ組.inc
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

meg rockはロックである

20140122-megrock-02th_.jpg

 

 予告されたスタート時間である19時を20分ほど過ぎたころ、SE(「20世紀FOXのファンファーレ」~「ダース・ベイダーのテーマ」)が流れ始め、バンドが、続いてmeg rockがマレットを手に登場。今回のテーマモチーフは、ライブタイトルに「タータンズ」とあるように「タータンチェック」だそうで、衣装もタータンチェックを基調としたビスチェにスカートといういでたち。生meg rockを目にするのも初めてだったのだが、想像以上に細くて、そして可愛らしい。だがパワフルである。

 イントロが鳴り、meg rockがマレットでドラムを打ちつける。1曲目は、グミとしてのデビュー曲である「Catch You Catch Me」。そして、フルアルバム『mighty roller coaster』から2曲「レジへGO!」「mighty roller coaster」とアップテンポで走り抜けてMCへ。

 へー、デビュー曲をアタマに持ってくるんだなどとぼんやり考えていたのだけれど、「Catch You Catch Me」をライブでやるのは、日本では1998年12月のNHKでのイベント以来、実に16年ぶりなのだという。「驚いた?」と客席の反応をうかがい、してやったりという顔のmeg rock。沸くメグロッカーたち。

20140122-megrock-04th_.jpg

 

 喉を湿らせて、同じく『mighty roller coaster』から「apple crisp」。CDで聴いているとポップさに気を取られがちなのだが、イントロのギターリフが鳴った瞬間に、meg rockサウンドの基調はロックなのだと再認識する。完全にロックだ。しかしサウンドがハードになろうと、声は甘さと滑らかさを失わず、どこまでもキャンディボイスであり続ける。得難い声質だなとあらためて思う。

 続いて、meg rockとしての3rdシングル「incl.」から2ndシングルc/w「wish」へ、激しさから切なさへと移ろう流れを経て二度目のMCへ。

 話題は、今回のテーマでライブのタイトルにもなっている「タータンズ」について。ライブタイトルに「タータンズ」を冠したこのタータンシリーズでは、メグロッカーがタータンズになる! というようなことを話していたのだが、正直、新参にはよくわからない内容であった(笑)。

 そして「初めての方~?」とフロアへの問い掛け。パラパラと手が挙がる。

 その後“おむすびタイム”なるものへ突入。ライブ中はすぐにお腹が空くので、おむすびを食べるのだそうで、恒例のコーナーらしい。ベースのローリンこと黒須克彦が場つなぎに引っ張り出されてトーク。ステージでものを食うミュージシャンというのを初めて見た。

20140122-megrock-06th_.jpg

 

 腹がくちて(?)の再開は、meg rockとしての1stシングル「ベビーローテンション」。レンチキュラーのようにメジャーとマイナーが滲むナンバーから、マイナーの2ndシングル「clover」へと繋げて、2013年末のワンマン直前にiTunesストアで先行配信された「star」へ。配信音源よりもエッジが立った演奏で格別、個人的にはこの「star」がこの日のベストアクトだったのではないかと思う。

 そういえば、「star」を買って聴いているというツイートをしたところ、meg rockさんからリプライが届き、配信バージョンはiTunesに特化したマスタリングをしているのだと教えられた。あまり出ていない情報かもしれないので書き添えておこう。

「ポップとロックを統べる、meg rockの甘く滑らかな声 O-Crestワンマンライブレポ」のページです。の最新ニュースで音楽シーンをもっと楽しく!「リアルサウンド」は、音楽とホンネで向き合う人たちのための、音楽・アーティスト情報、作品レビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版