tofubeatsリリースパーティーに藤井隆、SKY-HI、新井ひとみら登場 初披露曲満載の一夜に
tofubeatsが、10月30日に東京・代官山UNITで『tofubeats “First Album” release party』を行った。
パーティーは、平日ながら前売りチケットが売り切れる盛況ぶり。まずはDJとして、〈Maltine Records〉の主宰・tomadとDJ WILDPARTYが会場を盛り上げる。2人はtofubeatsとともにイベント『lost decade』を開催してきた旧知の仲だ。DJ WILDPARTYがCOOLJAPANの「20141002」をプレイすると、この日の主役であるtofubeatsが登場。代表曲である「水星」のBPM135mixで一気に観客のテンションを上げると、その後は『First Album』の楽曲である「#eyezonu」、「zero to eight」と続ける。「懐かしい曲ですねー」と語った後、2010年に発表した「Big Shout It Out」をプレイした。
その後、tofubeatsはパラパラとトリルを組み合わせた「CAND¥¥¥LAND feat. LIZ」でおもむろに金髪のカツラを装着し、”バッキー河合”としてパラパラをダンスし、笑いと歓声を浴びた。そして、盟友である北海道のトラックメイカー・PARKGOLFがシンセのリフを多用し、緩急を付けた「おしえて検索(PARKGOLF REMIX)」を初披露。その後、tofubeatsは自らマイクを持ち、「Don’t Stop The Music」から、lyrical school「ひとりぼっちのラビリンス」の“仮歌バージョン”、「No.1」としっとりした楽曲を連続して歌い上げた。曲間では『探偵ナイトスクープ』のOPでお馴染み、円広志「ハートスランプ二人ぼっち」のイントロを要所で使いつつ、「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」を全員で合唱し、一度舞台袖へと下がった。
続いて登場したPES(RIP SLYME)は、ギターを弾きながら「素敵なこと」などを歌い上げた。PESはその後、舞台袖から現れたtofubeatsとともに、「リハすら一回もやっていない」という『First Album』内の楽曲「poolside feat. PES(RIP SLYME)」を2人で初披露。PESの密度の濃いラップと、tofubeatsのフェイクを効かせた歌唱がうまく噛み合ったパフォーマンスとなった。
そしてtofubeatsが「僕が日本で一番男前だと思う人です」とSKY-HIへバトンタッチ。SKY-HIはtofubeatsをバックDJに迎え、「Tyrant Island」で超高速ラップを披露すると、それまでのゆるやかなムードは一変、観客たちを圧倒した。その後、SKY-HIは12月にリリースする新曲「スマイルドロップ」と「愛ブルーム」を歌い上げた。さらに「この曲には、ここでやらなければいけないバージョンがある!」と煽り、tofubeatsが同曲をRemixした「愛ブルーム (tofubeats ¥enternet-experience remix)」をプレイ。最後に、tofubeats『lost decade』収録の「Fresh Salad feat. SKY-HI」で締めて、藤井隆へと繋いだ。
これまでのツアーにも数多く参加してきた藤井隆は、ステージであまりにも汗をかくため、ステージにバスタオルを用意、これを見た観客が爆笑した。藤井はそのバスタオルを効果的に使ったダンスを披露し、「こういうところに自分の良さを感じますね」と自らを褒め称えると「トーフ君には小道具をもっと使えるようになってほしいですね」と、芸人としてパフォーマンス面でのアドバイスを送った。藤井はその後「絶望グッドバイ」や「わたしの青い空」などで観客を大いに盛り上げ、「『She is my newtown』のMVを公開したとき、最初にコメントを付けてくれたのがトーフ君だった」と明かし、松田聖子が作詞・作曲・プロデュースを務めた同曲を披露。藤井の大ヒット曲「ナンダカンダ」では、最初のサビでSKY-HIが登場し、共にコミカルな動きをすると、次のサビではtofubeatsが、続けてokadadaが舞台上に現れ、4人が完璧な振り付けで楽しそうに踊り、観客は笑いながら盛り上がった。