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Berryz工房と℃-uteはどう切磋琢磨してきたか それぞれの方向性と魅力を分析

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Thank you ベリキュー!in 日本武道館

 9月10日<℃-ute(910)の日スペシャルコンサート2014>は大雨洪水警報が発令されるほどの豪雨に見舞われたが、翌11日<Berryz工房デビュー10周年記念スッペシャルコンサート2014>では雨の予報が大きく外れ、開演前には晴れ間が広がった。「最強雨女・矢島舞美率いる℃-ute」と「晴れ女集団・Berryz工房」の伝説がまた一つ増えた。思えば今年3月30日に行われた<ひなフェス 2014>においても、℃-uteメインの昼公演は朝から一部交通機関の乱れが出るほどの暴風雨であったが、Berryz工房メインの夜公演開演前には虹がかかるほどの快晴になったことも記憶に新しい。天候まで影響を及ぼし、それまでもが両極端という、ベリキューとは運命の巡合せなのではないかとすら思えてくる。

 両日とも、本編ラストにベリキュー12人によるコラボレーションを魅せた。10日に歌われたのは、℃-ute「忘れたくない夏」。2009年10月25日、℃-uteの梅田えりか卒業公演のラストに歌われた曲だ。Berryz工房は来春をもって無期限活動停止を発表している。ベリキューとして同じステージに立つのは今回が最後になるのかもしれない、少なくともベリキューで過ごす夏は来年以降は訪れることはない。2009年に続き、2014年も“忘れたくない夏”になった。

 対して11日は、Berryz工房「一丁目ロック」。ライブ後半のラストスパートとして欠かすことの出来ないロック・ナンバー。元SEX MACHINEGUNSのリズム隊によるブラスト・ビート級のオケが武道館に響き渡り、広いステージを12人のベリキューメンバーが縦横無尽に駆け巡る。バラードなどを抜いた、この日の爽快なセットリストにBerryz工房らしさを感じ、その雰囲気のまま終わるのだと思っていたのだが、大サビに入った途端、横一列並んだ12人がアカペラで歌い上げた。

 〈笑顔は私の宝物だから 大好きに大好きになって欲しいの〉

 お互いの笑顔を確認するかのように、そう歌う姿は、この上ない満足感と誇らしげな表情に見えた。同期であり、仲間であり、ライバルであり。対照的で似ても似つかないグループであるが、「仲が良い」という言葉で片づけることの出来ない関係、“絆”を改めて感じた瞬間である。

 モーニング娘。に憧れてアイドルになった12人のキッズたちは、いつのまにか、ハロー!プロジェクトの最年長グループになった。少女から大人の女性になったアイドルたちの眼に、武道館ステージから見えた景色はどのように映っていたのだろう。そして、その先に何が見えたのだろうか。

Berryz工房×℃-ute 『甘酸っぱい春にサクラサク』(2011年)

■冬将軍
音楽専門学校での新人開発、音楽事務所で制作ディレクター、A&R、マネジメント、レーベル運営などを経る。ブログtwitter

      

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