V6はグループで再ブレイクできるか “個性派集団”のポテンシャルを検証
V6の冠番組『ガチャガチャV6』(TBS系)が3月18日で最終回を迎え、4月からは同枠にて新番組『アメージパング』(TBS)が放送されることが決定している。
『ガチャガチャV6』は、V6のメンバーがプロアマ問わず、とにかく「日本一すごい人たち」に体当たりロケを挑むバラエティ番組だった。対する『アメージパング』は、日本人以上にニッポンが大好きな外国人とともに、日本の魅力を世界に発信していくという内容。どちらも、V6がかつて『学校へ行こう!』で培った“素人いじり”のスキルを活かした番組といえよう。
もっとも『ガチャガチャV6』は各メンバーが単体で出演することが多く、メンバー6人が揃う姿はあまり観られなかった。現在、V6がグループとして持っている番組はこの深夜枠のみのため、久しく彼らが集合したところを目にしていないというファンも多いのではないだろうか。
ジャニーズの動向に詳しいジャニ子氏は、現在のV6の活動について次のように語っている。
「井ノ原快彦さんは、頼れる兄貴役という感じでトークバラエティなどで堅実に活躍を続けています。ジャニーズとしては珍しく既婚者のイメージを活かしていて、若いファンにとっては憧れの父親像的な部分もあるのではないでしょうか。坂本昌行さんは朝の情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ)などで活躍しています。長野博さんは、グルメリポーターとして一定の評価を得ています。年上の三人は、主婦層を中心に支持を集めている印象ですね」
いっぽうグループ内では若手にあたる三人は、それぞれの個性を発揮している。
「森田剛さんは舞台を中心に活躍していて、2011年には三島由紀夫原作の『金閣寺』にて主演を務めるなど、硬派な役柄をこなす舞台俳優として着実にステップアップしています。かつてはヤンチャなイメージでしたが、舞台では実力派として認められているようです。三宅健さんは昨年、『アウト×デラックス』(フジテレビ)で果敢に下ネタを披露し、ジャニーズとしては異例とも言える“暴露キャラ”を確立しつつあります。うまくいけば、バラエティ番組で独自のポジションを狙えるかもしれませんね。岡田准一さんは、すでに俳優として超一流になった感があります。あまり素をさらけ出さないところが、俳優という職業に合っていたのかもしれません」
メンバー個々の活動が目立つ現在のV6だが、グループが結束すれば再びムーブメントを起こせる可能性もあると、同氏は指摘する。