嵐に続くジャニーズの次期エースとは? セクゾン、キスマイ、A.B.C-Zらの「今」を追う
言わずと知れた日本を代表するアイドルグループの嵐。バラエティにドラマに、そしてもちろん歌にダンスにと大活躍の彼らだが、気づけば全員が30代。彼らに次ぐアイドル、いわゆる“ポスト嵐”となるグループはどこなのか。アンダー30のジャニーズグループの魅力をおさらいしてみよう。
まずは、2年連続で紅白歌合戦に出場している、「関ジャニ∞」。24時間テレビのメーンパーソナリティーを務めることも決定するなど、今年も大活躍が予想される。彼らの最大の武器は、全員が関西出身であることからお笑い芸人顔負けのトークスキルとMC力ではないだろうか。2月19日にリリースされる『キング オブ 男!』のジャケット写真では、全身ゴールドに染まった姿を披露するなど、男気を感じる行動も多い。いわゆるジャニーズが好きな女性ファンのみならず、老若男女から親しまれるグループだ。だが、先日発表された「ジャニーズWEST」のデビューにより、関西ブランドのライバルが出現する。歌って踊れて笑わせる以上の何かを生み出せるのか、注目だ。
次に、昨年10周年を迎えた「NEWS」。テゴマスのデュオがデビューしていることからもわかるように手越祐也、増田貴久の歌唱力は、ジャニーズの中でもトップクラス。また、小山慶一郎はキャスターとして、加藤シゲアキは作家として活躍し、メンバー全員のキャラクターが浸透しているところも強みのひとつ。さらに、手越祐也は王子様的な見た目に関わらず、体を張ったロケにも果敢に挑戦するなど、対応力の高さも見ていて気持ちがいい。メンバーの脱退などが相次ぎ、波瀾万丈だった10年間。コンサートなどグループとしての活動が順調ではなかった分、ひとりひとりが個性と強みを磨いていったといえる。そんな努力家がグループとして、どのような化学反応を見せるのかは、まさにこれからが楽しみだ。
そして、昨年メンバーの田中聖が去った「KAT-TUN」。昨年末の大晦日に行われた大阪での単独カウントダウンコンサートでは、ファンとのつながりを再確認した彼ら。メンバーが減っても、心配されていた“KAT-TUNらしさ”が失われることはなかった。デビュー当時は尖った印象ばかりが強調されていたが、最近では亀梨和也がスポーツ番組で活躍するなど、親しみやすさも売りになっている。トーク番組にて、メンバーの脱退についてイジられても、笑顔でツッコむほどの余裕もある。また、中丸雄一はボイスパーカッションという特技を持ち、田口淳之介はラジオパーソナリティとして安定したトークを展開、上田竜也は舞台に…と、それぞれの分野を開拓している。今後、さらに活動の場を広げていくことだろう。
つづいては「Hey! Say! JUMP」。全員が、平成生まれという彼らも今や立派な青年たちに成長した。山田涼介の安定した演技力、知念侑李の高い身体能力、中島裕翔はカメラやドラムを得意としており、岡本圭人はイギリス帰国子女で上智大学生のインテリポジションを獲得。有岡大貴は底抜けに明るい愛されキャラで最近ではDJプレイをコンサートで披露するために練習しているとのこと。伊野尾慧は明治大学を卒業し、八乙女光と共にドラマに出演中。ふたりともコミカルな演技が魅力だ。髙木雄也はJUMPの中では、少しクールな性格がピリリとしまる。薮宏太は、舞台経験が豊富だ。9人という大所帯でありながら、ひとりひとりの個性が光っているのが彼らの強み。一方で、それだけの人数が揃うレギュラー番組がないのが残念なところだ。嵐にも負けないグループの仲の良さが、メディアでもっと取り上げられれば、さらに多くの人々に親しまれるグループに成長するのではないか。