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佐藤健×綾野剛のぶつかり合いが凄すぎる――『亜人』互いに高め合う“攻防の魅力”

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 桜井画門の人気マンガを原作とした映画『亜人』。本作は、実写化に際し改変は見られるものの、熱狂的な原作ファンも唸る、豪快な一作に仕上がっている。大きな持ち味となっているのは、息つく間もなく展開される佐藤健と綾野剛のアクション。スピーディーなカメラワークや編集といった技術にごまかされることなく繰り広げられる、彼らの頭脳と肉体を駆使した“攻防の魅力”に迫りたい。

 佐藤健と綾野剛。彼らはこれまで多くの作品で、驚異の激しいアクションを披露してきた。綾野の存在が広く認知されたのは、やはり『クローズZEROⅡ』(2009)の漆原凌役だろうか。当時のトレードマークである長い黒髪をなびかせ、涼しい顔から繰り出される拳と脚技には慄然としたものだった。続く『GANTZ』(2011)で演じた黒服・壹の役は、この延長線上にあるともいえるだろう。『新宿スワン』シリーズ(2015 – 2017)では、馬鹿正直で真っ直ぐな男くさいアクションを披露し、『武曲MUKOKU』(2017)では太刀筋の中に、破滅的な美しささえ見せた。


 『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)での好演を転機と見なしていいであろう佐藤健は、“史上最弱のライダー”とも呼ばれる当時のキャラクターから、恐るべき進化を遂げ続けている。いまだ残るどこか幼い雰囲気と、地に足着けた佇まい。それらは絶妙なバランスを保ちつつ、どの役へも効果的に作用している。佐藤を語る上で外せないのは、『るろうに剣心』シリーズ(2012 – 2014)だろう。常軌を逸したスピード感あふれる殺陣に、ライダーからの大きな飛躍を見せた。また、話題となった『バクマン。』(2015)では、漫画家の苦悩と格闘のイメージを、神木隆之介、染谷将太らと共闘し、コミカルなアクションとして見事に体現した。先述した『るろうに剣心』シリーズの第1部では、佐藤と綾野の両者が相まみえている。2人の攻防は、当時も圧巻だったが、高速で刀を振り合うことに終始したアクションは、『亜人』でより高度で豊かなものへとなっている。

      

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