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43年4月2日、米テキサス州ガルベストン生まれ。
ラリー・コリエルは65年にN.Y.へ移住し、チコ・ハミルトンのバンドに参加。当時は、サイケ・ジャズを代表するギタリスト、ガボール・ザボとかぶっていたものの、次第にその座を独占し、手腕を現していった。66年にはテナーサックス・プレイヤーのジム・ペッパーと"Free Spirits"を結成し、68年にはアルバム『Memphis Underground』でハービー・マンと共演している。
この時期ジミ・ヘンドリックスやクリーム時代のエリック・クラプトンに感銘を受けたコリエルは、以降エレクトリック・ギターの魅力を最大限に引き出しながら、ジャズ・フュージョンの世界に邁進。初期のソロ・アルバムでは、エルヴィン・ジョーンズ/ジミー・ギャリソン/ジョン・マクラフリン/ビリー・コブハムといったミュージシャンがフィーチャーされ、アグレッシヴなサポートを堪能できる。また71年にはヘンドリックスが設立した<Electric Lady Studios>で「Barefoot Boy」を録音。ジャズ・ドラマー、ロイ・ヘインズの演奏とコリエルのフィードバック奏法/斬新なディストーションが交差するパフォーマンスで注目を集めた。
自身のエクスペリメンタルな音楽と技巧を追求すべく、マイケル・マンテルと"Eleventh House"を結成した時期もあるが、鋭敏さがなくなってきたと判断した時点ですかさず解散。当面エレクトリック・ギターから離れることに——。
その後チャールズ・ミンガスの『Three Or Four Shades Of Blue』での演奏などを経て、80年代半ばにエレクトリック・ギターを再び手にしたコリエルは、バニー・ブルネル(b)、アフフォンソ・ムザーン(dr)らと楽しみながら共演。90年代に入ってからは気取りのないアコースティック・ジャズをレコーディングするなど、相変わらず余裕しゃくしゃくでずば抜けたテクニックを見せている。

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