超特急が語る、新体制の決意とメンバーの絆 「これまでよりダンスも歌も特化していく」

超特急が語る、新体制の決意

 グループ史上最大の観客を動員し、公演ごとにまったく違うコンセプトで魅せたアリーナツアー『the end for beginning』終了直後に、新体制となることを発表。「前だけを向いていく」という意思のもと、6人体制での活動をスタートさせた超特急が新たなスタートを切る。ニューシングル『a kind of love』(4月4日リリース)に込めた思い、そして5月からのアリーナツアー『Sweetest Battle Field』でのもくろみとは? “新体制になったことで歌やダンスに生まれた変化”といったテーマも通して、これからの超特急が目指す場所、そして彼らの変わらぬ8号車への思いが伝われば幸いだ。(古知屋ジュン)

もっともっとパワーアップしていきたい(タカシ)

ーー新曲の話の前に、6人体制最初のステージということで、2月に出演したイベント『PERFECT VALENTINE 2018』について振り返っていただけたら、と。かなりエンタメ性が強いステージでしたが、セットリストはどういう風に決めたんですか?

タクヤ:ユーキを中心に、自分たちで話し合って決めましたね。

ユーキ:共演のRADIO FISHのShow-heyさんに振付していただいた「Beasty Spider」をあえて頭に入れて、ギャップを狙いにいきました。

リョウガ:「かっこいい系のクールなグループなんだ」と1曲目で思わせておいて全然違うというね。

タクヤ:とりあえずコントがめちゃめちゃ楽しかったです。あと僕とリョウガでやった超特急アレンジの“武勇伝”とか。

タカシ:まさかの「バレンタイン・キッス」とかもやったもんなあ(笑)。

ーー6人になった超特急が最初にどういうステージをするのか、8号車もドキドキしていたと思うんですよ。でもタカシさんがヒロイン役のコントを曲に組み込んだり、RADIO FISHとのコラボがあったりでスペシャル感が強かったですし、8号車以外のお客さんもすごく盛り上がっていて。

リョウガ

リョウガ:セトリを決めるときにユーキともいろいろ話して「6人体制で披露する一発目のライブだから、セットリストも節目らしいものにしようか?」みたいな話も出ましたけれど、超特急主宰ではないフェスの場ですし、そこにこだわりすぎるのは違うなということになって。6人になっても超特急は超特急だから、やることは変えずに。以前と同じ超特急らしさをさらにパワーアップさせたような、勢いのあるステージにしよう、という気持ちでやっていました。あの日は8号車が会場にどのくらい来てくれているのかもわからないし、1人脱退ということでファンの期待を裏切るような形になってしまったので、今までのように元気にコールしてくれたり、盛り上がってくれるのかという不安もあったりはしたんですけど……結果、まったくそんなことはなくて、いつものライブよりも大きいくらいのレスポンスがあったので。僕らみんなが背中を押されるような、8号車のパワーを感じた1日になりました。

ーータカシさんはこれまでの2人分の歌パートを1人で担うことになりましたけど、一発目のライブの手応えは……?

タカシ

タカシ:僕としては“自分でできることはすべてやろう”という気持ちで挑ませていただいていて。反省点が全然ないと言ったら嘘になりますし、ステージを楽しみつつも、その反省点をどういう風に改善していくべきなんだろうな? と冷静に考えている自分もいました。でもあの日は8号車の方々にすごく助けられたなと思ってましたね。曲を口ずさんでくれてる人、全力でコールしてくれたり、ペンライトを振って応援してくれている様子も見えたし、それを見て落ち着けたというか……改めて感謝したいし、だからこそ、もっともっとパワーアップしていきたいと思いました。

ーーそのタカシさんの様子を、メンバーのみなさんはどう見ていたんですか?

ユーキ:タカシに限らずですけど、みんなで一つのものを作っていくという感じで、全員が高いエネルギーとテンションでステージに向き合っていたところはあったので。あのときに出せる超特急の力はフルに発揮できていたと思います。みんながみんな、気合いが入ってましたし。

ーーワンマンよりもこういう形でライブを始められたのが、いい結果を招いたということですよね。

タクヤ:確かに、そうですね。

カイ:いきなり単独だと、不安な気持ちが大きい8号車の方も多かったと思いますし、ライブでもノリきれない可能性もあったと思うんですよ。8号車からはメンバーが6人になったという見え方だったと思うんですけど、iKONさんやRADIO FISHさんのファンの方のように超特急を6人組として見てくれるお客さんもいたので、僕らが純粋にあの場でできるパフォーマンスをできたのかなと思います。

ユースケ:8号車のみなさんも僕らがパフォーマンスを始めたら自然とついてきてくれたし、みなさんのレスポンスが嬉しかったですね。

リョウガ:客席降りの時間も設けられていて、お客さんと接する時間が多めだったこともあって、かなり身近にみなさんの表情だったりリアクションを感じることができたんですよ。それは僕たちにとっても大きな糧になりました。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる