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『魔法陣グルグル』とORESAMA、なぜ相性が良い? アニメ復活と楽曲抜擢の意図を読む

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 ORESAMAが、10月よりスタートするTVアニメ『魔法陣グルグル』(テレビ東京ほか)2クール目オープニング主題歌を担当することを発表した。ORESAMAは現在放送中の1クール目でもオープニング主題歌「Trip Trip Trip」を書き下ろしており、これで2クール連続の主題歌抜擢であり、2人がアニメ主題歌を担当するのは前クールの『アリスと蔵六』から引き続いて3クール連続という快挙となった。

 『魔法陣グルグル』は、『月刊少年ガンガン』で1992年8月号から2003年9月号にかけて連載され、現在『ガンガンONLINE』にて続編となる『魔法陣グルグル2』を連載中の20〜30代にファンの多いギャグファンタジー漫画。1994年から放送されていたアニメも大人気で、筆者も幼少の頃に大きな影響を受けた作品の一つだ。また、この作品は奥井亜紀の「晴れてハレルヤ」やTOo’sの「MAGIC OF LOVE」と、アニソン史に残る主題歌がアニメファン以外にも知れ渡っている。

 そのぶん、再アニメ化が決定した際には、主題歌を含めどのような作品になるのかが気になっていたが、アニメはナレーションのツッコミが強く、ユルい世界観が特徴的だった1994年版から大きくイメージを変更し、展開もスピーディーでストーリーものとしてのドラマチックさが増したような構成に。そして、ORESAMAが歌う第一期の主題歌「Trip Trip Trip」もアニメとの相乗効果をもたらしていた。90年代のアニソンらしさを少しだけ孕みながら、そのスピードをさらに加速させるようなBPMとリードシンセの疾走感が、聴くたびに心地よさを与える。80年代、90年代のアニメをリメイクするにあたって、当時の音楽性を現在形にアップデートしているORESAMAを選んだという制作陣のチョイスは、いまのところ成功しているといっていいだろう。

 これまでのORESAMAは、ディスコやシティ・ポップなど、80’s〜90’sサウンドの再解釈をベースにした楽曲が多数を占めていたが、再メジャーデビュー曲「ワンダードライブ」では一気に音楽性が変化。先日のインタビューでは、機材をミニマリズム的に整理した結果「どれだけテンポを早くしてもORESAMAらしさを失わずにいれる」という自信がつき、「疾走感」「シンセサイザーのイメージ」「ハウスっぽいビート」をテーマに制作したことを明かしてくれた。「Trip Trip Trip」で目立っているリードシンセ(Minimoogのシミュレーター)を聴かせる構成も、「ワンダードライブ」で会得した手法だという。

      

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