『2.5D×Real Sound presents GIRLS DON'T CRY vol.3』開催記念企画
ORESAMA PON&椎名ぴかりんが語る“他ジャンルからの刺激”「それぞれ現場は違うけど、尊敬しています」
ソーシャルTV局「2.5D」と当サイト「Real Sound」が、『GIRLS DON’T CRY vol.3』を5月11日渋谷WWWにて開催する。『GIRLS DON’T CRY』は、これまでDAOKO、さユり、livetune+など多くの女性アーティストが出演してきたイベント。今回は、2011年5月6日第一回目の放送開始から今年で5周年を迎える2.5Dが、アニバーサリー月間に開催するイベントでもあり、ORESAMA、あっこゴリラ、仮谷せいら、椎名ぴかりん、CICADA、H△Gの6組が出演するほか、「Real Sound」によるトークセッションコーナーも予定されている。そこでReal Soundでは、イベントの開催を記念して、ORESAMAのPONと椎名ぴかりんによる対談を行ない、他ジャンルのアーティストと共演する意義や、それぞれの意外なルーツ、ライブを行なう際に気を付けていることなどについて、じっくりと語ってもらった。(編集部)
「新しいジャンルのイベントで土下座率が高ければその分嬉しい」(椎名)
ーーORESAMAさんはこれまで『GIRLS DON’T CRY』に2回出演されています。今回で出演は3回目ですが、普段のライブと『GIRLS DON’T CRY』ではどのように違いますか?
PON:『GIRLS DON’T CRY』は、ORESAMAのライブ形態が変わった時とか、ステージ衣装を変える時、アルバム『oresama』リリース翌日にイベント(『グラフィックガール×2.5D presents GIRLS DON'T CRY vol.2』)を一緒にやったり、ORESAMAにとっても節目に出演させていただくことが多くて。私たちも思い入れが深いイベントです。
ーー『GIRLS DON’T CRY』は、「女性アーティスト限定イベント」という括りがあります。椎名さんは、アイドルのイベントに出演することも多いので、出演者が女性のみということは珍しくないと思いますが、今回は様々な形態で活動するアーティストが出演しますよね。椎名さんはアイドル以外のジャンルと共演する機会はどのくらいありますか?
椎名:ほとんどないですね。年1回くらい。出演した時は、不覚にもイベントの参加者をぴかりん様の手の上で転がせてない感じはありますね……。全然違う土地に入っていくような感覚というか。魔界人(椎名のファンの呼称)を土下座させる「ドゲザナイ〜お前をひざまづかせてやろうか〜」という曲があるんですけど、新しいジャンルのイベントで土下座率が高ければその分嬉しいです。
ーー土下座率で客の感じが分かるって面白いですよね。
椎名:「ドゲザナイ」は大体ライブの1番最後にやるんです。ぴかりんのことを最初は「何コイツ」って思ってても、曲を全部聴いて「ひざまずいちゃおうかな」って思ってくれる人がいてくれたりするので、そこで心が開けるか開けないかが勝負かなって。アイドル現場じゃないと土下座率が厳しいので……。
ーー今回は土下座率を高めることが目標ですね。様々なジャンルと交流する中で、一番共演していて刺激になるジャンルはなんでしょう。
椎名:魔界人は、男性もそうですが女性も多いんです。アイドル現場の男性はオタ芸のようなノリをしてくれる方が多いんですけど、女性はそうじゃなくて、ビジュアル系のノリをしてくれる方が多くて。土下座しながらヘドバンしてくれてて、魔界男子の方は魔界女子の髪が鞭みたいに当たって痛そうにしているんですけど(笑)。そういう意味でもビジュアル系やロックなアーティストは刺激を受けているジャンルではありますね。
PON:私はアイドルのライブに刺激を受けましたね。お客さん側として観に行くことも多いんですけど、やっぱり会場の雰囲気が違うなと。このあいだアイドルイベントに行きましたが、初めてお客さんがリフトするのを見たり、ベルハー(BELLRING少女ハート)さんのファンはもはやステージを見ていないというか……(笑)。
椎名:見てない! 見てない!(笑)
PON:みんなライブのために仕事を頑張ってきたんじゃないかなっていう感じではっちゃけてて、それぞれ現場は違いますけど、これがアイドルさんのアプローチの仕方なんだと思うと尊敬します。