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草なぎ剛のナチュラルな魅力ーー直近の出演番組から“嘘”をキーワードに探る

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 3月14日、最終回を迎える草なぎ剛の『嘘の戦争』(フジテレビ系)。幼いころに家族を惨殺された悲しい過去を持つ主人公・浩一(草なぎ)が、希代の詐欺師となり、事件関係者に次々と破滅させていくことを誓う。正体が突き止められ、追われる身となった浩一。果たして復讐の先に待っているものとは……と、手に汗握るスリリングなストーリーに注目が集まっている。家族を失った悲しみから、怒り、本音を隠すヒョウヒョウとした表情。草なぎのどこか掴みどころのない雰囲気と確かな演技力が、天才詐欺師であれどひとりの人間であることを心に訴え、見ている者の共感を呼んでいる。

 もちろん、実際の草なぎ剛はむしろ嘘がつけないタイプとして周知されており、ときにはそのナチュラルな行動が自由すぎる言動になることも。これこそ「少年の心を持った人」と言えるのではないか。今回は最近出演した番組から、改めて「嘘」をキーワードに草なぎの魅力を考察したい。

嘘をつかないカッコよさ

 3月6日に『めざましテレビ』(フジテレビ系)でロングインタビューを受けた草なぎ。「嘘はつきますよ。居留守とか。結構バレるね」と、のっけから草なぎらしい答えが微笑ましい。彼の嘘は、誰かを陥れようとするものではなく、他人を近づけまいとしてつくものではないか、と感じさせる返答だった。自ら嘘を発言しなくとも、沈黙を守る態度が結果として「真実を話していない」という「嘘に見える」こともあるだろう。だからこそ、彼の発言には嘘はない、と信じたくなる。

 「もともとSMAPだったので、グループじゃない僕ひとりになったので、今までよりか責任だとかプレッシャーというのを感じてないっていうのは嘘になっちゃうのかなと思うけど」と、解散後の率直な心境も語った。「楽しめてもいるし、いいスタートを切れたんじゃないかな」と話す草なぎが少し微笑んているのを見ると、見ている側としても少しだけ安心する。

 「デニムって新品から変化していって、古ければ古くて、傷つけば傷つくほど愛着がわいてカッコよくなるものって、そんなにたくさんなくて、僕もそんな人間になりたいなって」デニムの傷や古さは嘘で隠すことができない。嘘をつかないカッコよさをデニムに見ている草なぎだからこそ、傷や経年をも愛される存在になっているのだろう。

嘘を楽しむユーモア

 一方で、草なぎと香取慎吾がパーソナリティーを務めているラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)の3月5日放送回では、嘘という名のジョークで戯れるシーンもあった。「ハワイに行ってイルカと泳いできた」という香取を、草なぎが「嘘つけー。そんなん嘘だよ」と一蹴。「なんでわかるの」(香取)、「フィーリングで」(草なぎ)、「ニューヨークには行ってました」(香取)、「それは本当かもな。なんか行った気がする」(草なぎ)と、ふたりらしいほのぼのとしたやりとりが繰り広げられた。嘘を楽しめるというのは、それだけフィーリングで会話が楽しめる間だということなのだろう。

 ちなみに番組では、香取が草なぎの車の助手席にマジックで落書きをしているという情報も飛び出した。すると香取から「運転手側のは見てないんだ?」と、またもや嘘か本当かわからない発言が。「それはない、このあいだちょっと見た時なかったもん」と反論。「人の車の落書きってアウトだよね」という草なぎに、「フツーはしないよ、ツヨポンだから」と少年ふたりのようなやりとりがかわいらしかった。信頼関係が気づかれている間柄の嘘は、日々のコミュニケーションが生み出すゆとり、そんなことを感じさせる一幕だった。

     
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